
ジョシュアキングは、プレミアリーグのボーンマスなどで活躍したノルウェー出身のサッカー選手です。スピードと力強さを兼ね備え、センターフォワードだけでなく左右のウイングでもプレーしてきました。現在の所属先、これまでの経歴、代表成績、プレースタイルを確認するとともに、同じような名前を持つフラムの若手選手との違いもわかりやすく紹介します。
一般にジョシュアキングと呼ばれているのは、ノルウェー代表やボーンマスで実績を残したジョシュア・クリスティアン・コジョ・キングです。長くイングランドでプレーしたため、プレミアリーグを見ている人には特になじみのある選手です。
ジョシュアキングは1992年1月15日にノルウェーのオスロで生まれました。身長は約180センチで、主なポジションはセンターフォワードです。相手ゴールに近い場所で得点を狙うほか、左ウイングやセカンドストライカーとして起用されることもあります。
利き足は右足ですが、左サイドから中央へ入り込むプレーにも対応できます。前線の一つの位置だけに固定されず、試合展開やチームの戦術に応じて役割を変えられる点が特徴です。速さ、身体の強さ、複数ポジションへの対応力を備えた攻撃選手といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ジョシュア・クリスティアン・コジョ・キング |
| 生年月日 | 1992年1月15日 |
| 出身地 | ノルウェー・オスロ |
| 身長 | 約180センチ |
| 主な位置 | センターフォワード、左ウイング |
| 利き足 | 右足 |
ジョシュアキングは、ノルウェー人の母親とガンビア出身の父親のもとに生まれました。オスロ北東部のロムソース周辺で育ち、幼い頃から地元のクラブでサッカーを始めています。その後、ノルウェーの有力クラブであるヴォレレンガの育成組織に進みました。
少年時代から身体能力と攻撃力を評価され、10代半ばで国外のクラブから注目されるようになります。母国でトップチームの主力になる前にイングランドへ渡ったため、プロ選手としての技術や試合への向き合い方は、英国サッカーの環境で磨かれた部分が大きいと考えられます。
2026年7月時点で、ジョシュアキングはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ハリージュに所属しています。背番号は7番で、前線の中心選手として得点を期待される立場です。2025年夏にフランスのトゥールーズを離れ、アル・ハリージュへ加入しました。
2025-26シーズンにはリーグ戦で20得点を記録し、30代半ばを迎えても高い決定力を示しました。公開されている選手情報では契約期間は2027年6月までとされており、欧州で積み重ねた経験を生かしながらサウジアラビアでプレーを続けています。
ジョシュアキングを検索すると、フラムに所属するイングランド人ミッドフィールダーのジョシュ・キングが表示される場合があります。こちらは2007年生まれの若手選手であり、1992年生まれのノルウェー人フォワードとは別人です。
ノルウェー代表、ボーンマス、アル・ハリージュという情報があれば、1992年生まれのジョシュアキングを指します。一方、フラムのアカデミー出身で攻撃的ミッドフィールダーとして紹介されている場合は、イングランドのジョシュ・キングです。年齢や国籍、所属クラブを確認すると区別できます。
ジョシュアキングの経歴は、名門クラブの育成組織から始まり、複数の期限付き移籍を経験した後にプレミアリーグで定着する流れとなっています。早い時期から注目された一方、主力になるまでには長い時間が必要でした。
ジョシュアキングは10代の頃、元ノルウェー代表選手のオーレ・グンナー・スールシャールが関わる育成イベントで才能を見いだされました。2008年にヴォレレンガからマンチェスター・ユナイテッドへ移り、世界的な名門クラブの育成組織で練習を重ねます。
トップチームではカップ戦に出場したものの、プレミアリーグで定位置を確保することはできませんでした。当時のマンチェスター・ユナイテッドには実績のある攻撃選手がそろっており、若手が継続的に出場するのは簡単ではなかったためです。
出場機会を得るため、プレストン・ノースエンド、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、ハル・シティ、ブラックバーン・ローヴァーズなどへ期限付き移籍しました。期限付き移籍とは、所属権を元のクラブに残したまま、一定期間だけ別のクラブでプレーする仕組みです。
イングランドだけでなくドイツでもプレーしたことで、異なる守備の対応や試合速度を経験できました。一方で、負傷や起用法の影響もあり、短期間で目立った成績を残せない時期もあります。それでも各クラブで実戦を重ねたことが、後のプレミアリーグでの活躍につながりました。
2013年、ジョシュアキングはブラックバーンへ完全移籍しました。完全移籍とは、選手の所属権が新しいクラブへ移る契約です。マンチェスター・ユナイテッドを離れる決断により、トップチームで継続的に試合へ出る機会を得られるようになりました。
ブラックバーンでは主にイングランド2部のチャンピオンシップでプレーしました。得点数だけを見ると圧倒的ではありませんが、スピードを生かした突破や前線での運動量が評価されます。複数の攻撃ポジションに対応できる選手として経験を積み、2015年にボーンマスへ移りました。
ジョシュアキングの評価が大きく高まったのは、2015年から所属したボーンマス時代です。クラブが初めてプレミアリーグへ昇格する時期に加入し、エディ・ハウ監督のもとで前線の中心選手へ成長しました。
特に2016-17シーズンはリーグ戦で16得点を挙げ、得点力のあるフォワードとして広く知られるようになります。2017年3月のウェストハム戦ではハットトリックを達成しました。ハットトリックとは、1人の選手が1試合で3得点することです。
ボーンマスではプレミアリーグ残留を争う試合でも重要な得点を重ねました。速い攻撃では守備陣の背後へ走り、ボールを保持する場面では相手を背負って味方の攻め上がりを待つなど、チームの状況に応じた役割を担っています。
ボーンマスを離れた後のジョシュアキングは、イングランド、トルコ、フランス、サウジアラビアのクラブを渡り歩きました。短期間で所属先が変わった時期もありましたが、各国のトップリーグで得点を記録しています。
ボーンマスが2部へ降格した後、ジョシュアキングは2021年2月にエヴァートンへ移籍しました。契約期間はシーズン終了までの約半年間で、主に試合途中から前線へ投入されました。
リーグ戦では11試合に出場しましたが、得点を記録できないまま契約満了となります。加入時期がシーズン途中だったことに加え、先発出場の機会が限られたため、持ち味を十分に発揮しにくい状況でした。
2021年夏には、プレミアリーグへ昇格したワトフォードへ加入しました。同年10月に行われたエヴァートン戦では、古巣を相手にハットトリックを達成し、5対2の逆転勝利に大きく貢献しています。
この試合では、ゴール前への入り方、冷静なシュート、守備陣の間を狙う動きがかみ合いました。シーズンを通してはリーグ戦32試合で5得点を記録しましたが、ワトフォードは2部へ降格し、キングも2022年夏にクラブを離れました。
2022年7月、ジョシュアキングはトルコの強豪フェネルバフチェへ加入しました。プレミアリーグを離れて初めて本格的に欧州大陸のクラブでプレーすることになり、国内リーグだけでなく欧州カップ戦にも出場しています。
フェネルバフチェでは負傷の影響を受けながらも、センターフォワードや左サイドで起用されました。2022-23シーズンにはトルコ杯優勝を経験しています。個人の出場数には波があったものの、クラブで主要タイトルを獲得した時期となりました。
2024年夏にはフランス1部のトゥールーズへ移籍し、リーグ戦で28試合6得点を記録しました。30代に入ってからも欧州主要リーグで一定の出場時間を確保し、前線の選択肢として起用されています。
トゥールーズとの契約を終えた後、2025年夏にアル・ハリージュへ加入しました。2025-26シーズンはリーグ戦で20得点、2アシストを記録しています。新しいリーグへの適応が早く、加入初年度からチーム最多得点者となった点は注目すべき実績です。
| 時期 | 主な所属クラブ | 概要 |
|---|---|---|
| 2008~2013年 | マンチェスター・ユナイテッド | 育成組織に加入し、複数クラブへ期限付き移籍 |
| 2013~2015年 | ブラックバーン | 完全移籍して実戦経験を蓄積 |
| 2015~2021年 | ボーンマス | プレミアリーグで主力として活躍 |
| 2021~2022年 | エヴァートン、ワトフォード | ワトフォードで古巣相手に3得点 |
| 2022~2024年 | フェネルバフチェ | トルコ杯優勝を経験 |
| 2024~2025年 | トゥールーズ | フランス1部で28試合6得点 |
| 2025年~ | アル・ハリージュ | 加入初年度にリーグ20得点 |
ジョシュアキングは、単純にゴール前で待つだけのストライカーではありません。速い走りで相手守備を押し下げたり、サイドから中央へ進入したりできるため、さまざまな攻撃方法に対応できます。
最もわかりやすい強みは、前方に空いたスペースへ素早く走り込むプレーです。相手の最終ラインが高い位置まで上がっている場面では、味方から縦方向のパスを受け、ゴールへ向かって一気に前進できます。
ボールを持っていないときにも相手ディフェンダーの位置を確認し、パスが出る直前に動き始めます。早く走り出しすぎるとオフサイドになるため、味方の動きとタイミングを合わせる必要があります。キングはこの動きを得点機会の形成に生かしてきました。
約180センチとセンターフォワードとして特別に大柄ではありませんが、接触に簡単には負けない強さがあります。相手を背中側に置きながらパスを受け、味方へボールを戻したり、自ら反転してシュートへ持ち込んだりできます。
前線でボールを保持できると、守備から攻撃へ切り替わる際にチーム全体が前進する時間を作れます。この役割はポストプレーと呼ばれます。キングは大型ストライカーのように空中戦だけを続けるのではなく、速さと組み合わせて相手に対応を迷わせるタイプです。
ジョシュアキングはセンターフォワードのほか、左ウイングとしてもプレーできます。左側でボールを受けた後、右足で扱いやすい中央方向へ運び、シュートやラストパスを狙う形が代表的です。
サイドに位置するときも、一般的なウイングのようにタッチライン際でクロスだけを狙うわけではありません。味方のセンターフォワードが相手を引きつけた空間へ入り、2人目の得点役としてゴール前へ進みます。複数の位置から得点を狙えることが起用の幅につながっています。
ゴール前では、必要以上にボールへ触らず、少ないタッチ数でシュートを打つ場面が多く見られます。速攻では守備が整う前に右足を振り、ペナルティーエリア内ではコースを確認して冷静に流し込みます。
ボーンマス時代にはペナルティーキックを担当することもありました。すべての好機を確実に決めるタイプではないものの、良い状態でパスを受けたときの決定力は高く、2025-26シーズンのアル・ハリージュでも多くの得点に結びつけています。
ジョシュアキングはクラブだけでなく、ノルウェー代表でも長くプレーしました。アンダー世代の代表を経て2012年にA代表へ進み、ワールドカップ予選や欧州選手権予選などに出場しています。
ジョシュアキングは2012年9月、ワールドカップ予選のアイスランド戦でノルウェーA代表デビューを果たしました。同年10月のキプロス戦で代表初得点を記録し、その後もセンターフォワードやサイドの攻撃選手として起用されています。
代表通算成績は62試合20得点です。2019年には欧州選手権予選で得点を重ね、年間5得点を挙げました。2022年を最後に代表戦への出場はありませんが、現在の選手紹介では元ノルウェー代表として扱われています。
プレミアリーグでは、ボーンマス、エヴァートン、ワトフォードで通算204試合に出場し、53得点を記録しました。大半の得点は、6シーズンにわたって所属したボーンマスで挙げたものです。
プレミアリーグで50得点以上を記録したノルウェー人選手は多くありません。優勝を争う強豪クラブではなく、残留を目標とするチームで継続的に得点したことからも、キングがボーンマスの攻撃を長く支えた存在だったことがわかります。
2015年12月には、育成年代を過ごしたマンチェスター・ユナイテッドを相手に決勝点を挙げ、ボーンマスを2対1の勝利へ導きました。2019年11月の対戦でも、胸でボールを扱ってから相手をかわし、力強いシュートで決勝点を記録しています。
古巣との試合で複数回重要な得点を挙げたため、マンチェスター・ユナイテッドとの関係はキングの経歴を紹介する際によく取り上げられます。ただし、同クラブのプレミアリーグ戦には出場しておらず、主な実績を築いたのは移籍後です。
ジョシュアキングの成績を調べると、サイトによって試合数が異なる場合があります。先発出場と途中出場を分けて表示するサイトや、リーグ戦だけでなく国内カップ戦を合計するサイトがあるためです。
正確に比較するには、クラブ名、シーズン、大会名、先発と途中出場の扱いを確認してください。また、「Joshua King」だけで検索するとフラムの若手選手も表示されます。「Norway」「Bournemouth」「Al Khaleej」などを一緒に入力すると、目的の情報を探しやすくなります。
ジョシュアキングは、ノルウェーのオスロ出身で、マンチェスター・ユナイテッドの育成組織を経て成長したフォワードです。複数クラブへの期限付き移籍やブラックバーンでの経験を重ね、ボーンマスではプレミアリーグの主力として活躍しました。
プレミアリーグ通算204試合53得点、ノルウェー代表通算62試合20得点という成績を残しています。センターフォワードと左ウイングをこなし、スピード、身体の強さ、ゴール前への進入を組み合わせられる点が持ち味です。
2026年7月時点ではサウジアラビアのアル・ハリージュに所属し、2025-26シーズンにリーグ20得点を記録しました。フラムの若手ジョシュ・キングとは別の選手であるため、情報を確認するときは国籍、年齢、所属クラブもあわせて見ることが大切です。