
インテルメンバーを調べている人に向けて、2026-27シーズンの所属選手、ポジション、注目選手、監督、予想フォーメーションをわかりやすく紹介します。インテルは2025-26シーズンにセリエAとコッパ・イタリアを制し、世代交代を進めながら新シーズンを迎えました。なお、夏の移籍期間中は加入や退団、背番号の変更が起こるため、ここでは2026年7月3日時点で確認できる情報を基に整理しています。
インテルは、ラウタロ・マルティネスやニコロ・バレッラといった中心選手を残しつつ、若手を増やしてチームの世代交代を進めています。まずは、現時点で確認できる主なメンバーをポジション別に見てみましょう。
| ポジション | 主な選手 |
|---|---|
| GK | ジョゼップ・マルティネス、ラッファエレ・ディ・ジェンナーロ |
| DF・WB | バストーニ、ビセック、カルロス・アウグスト、ディマルコ、ドゥンフリース |
| MF | バレッラ、チャルハノール、ムヒタリアン、ジエリンスキ、スチッチ、フラッテージ、ディウフ、A・スタンコビッチ |
| FW | ラウタロ、テュラム、ボニー、ピオ・エスポージト、ルイス・エンリケ |
ゴールキーパーでは、ジョゼップ・マルティネスとラッファエレ・ディ・ジェンナーロがメンバーに含まれています。長く正守護神を務めたヤン・ゾマーは、2026年6月30日の契約満了に伴って退団しました。そのため、新シーズンの正ゴールキーパーを誰が務めるのかは大きな注目点です。
ジョゼップ・マルティネスは身長が高く、シュートへの反応だけでなく、足元でボールを扱える点も特徴です。インテルはゴールキーパーをパス回しに参加させるため、単純なセービング能力に加えて、相手のプレスを見ながら正確にボールをつなぐ技術が求められます。
守備陣の中心は、イタリア代表のアレッサンドロ・バストーニです。左足からの正確なパスを武器としており、守るだけでなく攻撃の組み立てにも深く関わります。3バックの左から前方へ持ち上がり、ディマルコや中盤の選手と連係するプレーはインテルの大きな強みです。
一方で、フランチェスコ・アチェルビ、ステファン・デ・フライ、マッテオ・ダルミアンが契約満了で退団しました。経験豊富な選手が一度に抜けたため、ヤン・ビセックやカルロス・アウグストなど、残った選手の役割がさらに重要になります。新しいセンターバックが加入する可能性もあります。
中盤にはニコロ・バレッラ、ハカン・チャルハノール、ヘンリク・ムヒタリアンといった経験豊富な選手がいます。さらに、ペタル・スチッチ、アンディ・ディウフ、ダヴィデ・フラッテージなど、それぞれ異なる特徴を持つ選手もそろっています。
2026年夏には、下部組織出身のアレクサンダル・スタンコビッチがクラブ・ブルージュから復帰しました。インテルは買い戻し条項を行使し、2031年までの契約を結んでいます。守備的な中盤を主戦場としながら、センターバックにも対応できる選手として期待されています。
攻撃陣では、主将のラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムが引き続き中心です。ラウタロはゴール前での決定力に加え、前線からの守備や味方を生かす動きにも優れています。テュラムはスピードと体の強さがあり、相手ディフェンダーの背後へ抜けるプレーが得意です。
アンジュ=ヨアン・ボニーとフランチェスコ・ピオ・エスポージトは、若い世代を代表するストライカーです。特にピオ・エスポージトはインテルの下部組織で育ち、クリスティアン・キヴ監督から指導を受けた経験があります。先発だけでなく、試合途中から流れを変える役割も期待されます。
インテルには、得点を決める選手だけでなく、パス、運動量、守備、チャンスメイクなどでチームを支える選手がいます。試合を見る際に注目したい主要メンバーの特徴を紹介します。
ラウタロ・マルティネスはインテルの主将であり、最も重要な得点源の一人です。ペナルティーエリア内で相手より早く動き出す能力が高く、クロス、こぼれ球、味方との短いパス交換など、さまざまな形からゴールを狙えます。
また、ボールを失った直後には相手ディフェンダーへ積極的にプレッシャーをかけます。前線の選手でありながら守備を怠らず、チーム全体の基準を示す存在です。苦しい試合でも運動量を落とさずに戦う姿勢は、主将としての大きな価値になっています。
ニコロ・バレッラは、豊富な運動量と高い技術を兼ね備えたミッドフィールダーです。自陣でボールを受けた後に素早く前を向き、ドリブルや縦パスで攻撃を進めます。ゴール前へ飛び出すだけでなく、守備に戻って相手の攻撃を止める働きもできます。
試合中は右のインサイドハーフ、つまり中盤のやや右側でプレーすることが多く、ドゥンフリースや前線の選手と連係します。攻守の切り替えが速く、ボールのない場所でも動き続けるため、バレッラの調子がチーム全体のテンポに影響します。
フェデリコ・ディマルコは、左ウイングバックを主戦場とする選手です。ウイングバックとは、サイドで攻撃と守備の両方を担当するポジションを指します。精度の高い左足を持ち、低く速いクロスや大きく曲がるクロスから得点機会を作ります。
2025-26シーズンには、得点だけでなく多くのアシストを記録し、国内でのタイトル獲得に大きく貢献しました。バストーニが後方から持ち上がると、ディマルコは高い位置へ移動します。この左サイドの連係は、インテルを観戦する際に特に注目したいポイントです。
ハカン・チャルハノールは、中盤の底から攻撃を組み立てる選手です。相手の位置を確認しながら短いパスと長いパスを使い分け、チームが攻める方向を決めます。守備では、相手のパスコースを予測してボールを奪う能力も備えています。
フリーキックやコーナーキックなど、セットプレーのキッカーとしても重要です。インテルはセットプレーから得点を狙う機会が多く、チャルハノールのキック精度は大きな武器になります。ペナルティーキックを任されることもあるため、得点数にも注目です。
キヴ監督のインテルは、3人のセンターバック、5人の中盤、2人のフォワードを配置する3-5-2を基本としています。ただし、攻撃時と守備時では選手の立ち位置が大きく変化します。
3-5-2では、中央に3人のセンターバックを置き、その外側に左右のウイングバックを配置します。中盤には守備的な選手1人と、前後に動く選手2人が入り、前線では2人のストライカーが連係します。
予想メンバーの一例は、GKジョゼップ・マルティネス、3バックにビセック、守備陣の新戦力または既存選手、バストーニを配置する形です。
中盤はドゥンフリース、バレッラ、チャルハノール、スチッチまたはムヒタリアン、ディマルコ、前線はラウタロとテュラムが有力です。
ただし、2026年夏は守備陣の入れ替えが大きいため、開幕時の3バックは移籍市場の動きによって変わる可能性があります。対戦相手や選手のコンディションに応じて、若手が先発に入ることも考えられます。
インテルがボールを持つと、ディマルコとドゥンフリースが相手陣内の高い位置まで進みます。ピッチの横幅を広く使うことで、中央にいるラウタロやテュラムがプレーする空間を確保する仕組みです。
センターバックのバストーニも攻撃に参加し、左サイドで一時的にミッドフィールダーのような役割を担います。相手がディマルコを警戒して外側へ動けば中央が空き、中央を固めればサイドからクロスを入れられるため、守る側は判断が難しくなります。
相手にボールを持たれた場面では、左右のウイングバックが最終ラインまで下がり、5-3-2に近い形を作ります。中央に多くの選手を配置して、相手がゴール前へ縦パスを入れるのを防ぐ方法です。
前線の2人も守備に参加し、相手センターバックや守備的ミッドフィールダーへプレッシャーをかけます。全員が同じタイミングで動かなければ隙が生まれるため、若手が増えた新シーズンでは、守備の連係をどれだけ早く整えられるかが重要です。
インテルの強みは、交代選手によって攻撃の形を変えられることです。ピオ・エスポージトを投入すれば、身長と体の強さを生かして前線でボールを収められます。ボニーはスピードを生かし、疲れた相手の背後へ走る役割に向いています。
中盤では、フラッテージがゴール前へ飛び出す動きに優れています。試合終盤に得点が必要な場面で投入されると、ストライカーとは異なる位置からペナルティーエリアへ入れます。ジエリンスキやディウフを使えば、パスやボール運びを加えることも可能です。
2026年夏のインテルでは、長年チームを支えてきたベテランが複数退団しました。新しい選手を加えるだけでなく、既存の若手を重要な役割へ引き上げることがクラブの方針になっています。
2026年6月30日をもって、ヤン・ゾマー、フランチェスコ・アチェルビ、ステファン・デ・フライ、マッテオ・ダルミアンがインテルを離れました。いずれも経験が豊富で、重要な試合でも落ち着いてプレーできる選手でした。
特にゾマーは、シュートを止めるだけでなく、後方からのパス回しにも大きく貢献していました。アチェルビとデ・フライは3バックの中央を担当でき、相手ストライカーへの対応にも慣れていました。技術だけでなく、試合中に周囲へ指示を出せる選手を失った影響も考える必要があります。
アレクサンダル・スタンコビッチは、インテルの下部組織で育った若手ミッドフィールダーです。ベルギーのクラブ・ブルージュで経験を積んだ後、インテルが買い戻し条項を行使し、2026年7月1日から再び所属することになりました。
父はインテルでも活躍したデヤン・スタンコビッチですが、本人も守備力、パス能力、複数ポジションへの対応力を評価されています。チャルハノールの代役として中盤の底に入るほか、状況によっては3バックの中央を務める選択肢にもなります。
ヘンリク・ムヒタリアンは、インテルとの契約を2027年まで延長しました。若手を増やしているチームにおいて、試合経験が豊富なムヒタリアンを残したことには大きな意味があります。試合の流れを読み、必要な位置へ移動できる点が特徴です。
毎試合フル出場するとは限りませんが、先発と途中出場の両方でチームを支えられます。若い選手にポジショニングや試合の進め方を伝える役割も期待されます。世代交代を進めながら安定した成績を残すには、このような経験者の存在が欠かせません。
2026年7月3日時点では、新シーズンのメンバーが完全に確定したわけではありません。特にゴールキーパーとセンターバックは、退団選手の穴を埋める補強が行われる可能性があります。レンタルから戻った選手が再び別のクラブへ移るケースもあります。
インテルの最新メンバーを確認するときは、クラブ公式発表とセリエAの登録選手一覧を基準にすることが大切です。
移籍の合意報道だけでは、契約や選手登録が完了していない場合があります。
インテルを率いるのは、かつて選手としてクラブの3冠達成に貢献したクリスティアン・キヴ監督です。2025-26シーズンには国内2冠を達成し、クラブとの契約は2027年6月までとなっています。
キヴ監督は現役時代にインテルでプレーし、2010年にはセリエA、コッパ・イタリア、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を経験しました。引退後はインテルの育成年代を指導し、若い選手の特徴やクラブの考え方を理解しています。
トップチームの監督に就任したのは2025年6月です。就任当初はトップレベルでの監督経験が少ない点を不安視されましたが、2025-26シーズンにセリエAとコッパ・イタリアを制覇しました。若手を起用しながら結果を残したことも評価されています。
2025-26シーズンのインテルは、セリエAで通算21回目の優勝を果たしました。さらに、コッパ・イタリア決勝ではラツィオを破り、国内2冠を達成しています。攻撃陣だけでなく、経験豊富な守備陣の安定も成功の要因でした。
しかし、新シーズンはその守備陣から複数のベテランが抜けています。キヴ監督には、若い選手や新加入選手を組み合わせ、短期間で連係を作る仕事が求められます。前年の成績が良かったからこそ、チームの作り直しと優勝争いを同時に進めなければなりません。
フランチェスコ・ピオ・エスポージトは、今後のインテルを支える候補として注目されています。前線で相手を背負いながらボールを受けられ、味方が攻め上がる時間を作れる選手です。ペナルティーエリア内では高さも生かせます。
アレクサンダル・スタンコビッチ、ペタル・スチッチ、アンディ・ディウフ、アンジュ=ヨアン・ボニーなどにも出場機会が与えられるでしょう。経験者だけに頼らず、複数の若手がレギュラー争いへ加われるかが、長いシーズンを戦ううえで重要です。
インテルは前シーズンのセリエA王者として、2026-27シーズンに連覇を目指します。リーグ戦では対戦相手によって戦い方が異なるため、3-5-2を基本としながら、選手の組み合わせやプレスの位置を調整する必要があります。
UEFAチャンピオンズリーグでは、国内リーグ以上に速い攻撃や強いプレッシャーに対応しなければなりません。新しく編成された守備陣が欧州の強豪相手にどこまで通用するか、ラウタロやバレッラなど中心選手が重要な試合で力を発揮できるかが見どころです。
2026-27シーズンのインテルメンバーは、ラウタロ・マルティネス、ニコロ・バレッラ、アレッサンドロ・バストーニ、フェデリコ・ディマルコなどが中心です。中盤には実力者がそろい、前線でもテュラム、ボニー、ピオ・エスポージトを使い分けられます。
一方で、ゾマー、アチェルビ、デ・フライ、ダルミアンが退団したため、ゴールキーパーとディフェンダーの再編が大きな課題です。アレクサンダル・スタンコビッチの復帰をはじめ、若手を積極的に加えている点からも、クラブが世代交代を進めていることがわかります。
基本フォーメーションは3-5-2で、両ウイングバックの攻撃参加、バストーニの持ち上がり、バレッラの運動量、ラウタロの決定力が主な特徴です。夏の移籍期間中は登録メンバーや背番号が変わる可能性があるため、開幕前にはクラブの公式発表も確認しましょう。