
ザンクトパウリの選手について調べると、日本人選手の人数や注目選手、現在の所属メンバーが気になる人も多いでしょう。クラブは2025-26シーズン終了後にドイツ2部へ降格し、新監督のもとでチームを再編しています。この記事では、2026年7月3日時点で確認できる選手一覧をはじめ、藤田譲瑠チマ、安藤智哉、原大智ら日本人選手の特徴、中心選手、ポジション別の見どころをわかりやすく紹介します。
ザンクトパウリはドイツ北部の都市ハンブルクを本拠地とするクラブです。2026-27シーズンはブンデスリーガ2部で戦うため、昇格を目指しながら選手構成を整えています。
ザンクトパウリは2025-26シーズンのブンデスリーガを18位で終え、2シーズンぶりに2部へ降格しました。リーグ戦の成績は6勝8分け20敗で、29得点60失点でした。守備だけでなく得点力にも課題が残り、シーズン終了後には監督と複数の主力選手がチームを離れています。
新監督には、ホルシュタイン・キールをクラブ史上初のブンデスリーガ昇格へ導いたマルセル・ラップが就任しました。ラップ監督は2部での経験が豊富で、若手の育成や組織的なチームづくりにも実績があります。新シーズンは単なる立て直しではなく、早期の1部復帰を目指す重要な一年となります。
2026年7月3日時点で公開されているトップチームの主な登録選手は次のとおりです。夏の移籍期間中であるため、開幕までに加入や退団が発生する可能性があります。また、外国人選手のカタカナ表記は媒体によって異なる場合があります。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | ベン・フォル、シモン・シュパリ |
| DF | エリック・スミス、安藤智哉、ダヴィド・ネメト、マルクス・マティセン、アダム・ズヴィガワ、ヤニック・ロバッチ、ルイス・オッピー、ラース・リッツカ、アルカディウシュ・ピルカ、マノリス・サリアカス |
| MF | マルヴィン・シュミッツ、藤田譲瑠チマ、マティアス・ラスムセン、コナー・メトカーフ、ジャクソン・アーバイン、サム・クライン、エリク・アールストランド、ニック・シュミット |
| FW | マティアス・ペレイラ・ラージュ、スコット・バンクス、マルタイン・カールス、リッキー=ジェイド・ジョーンズ、アブドゥリー・シーセイ、原大智、ウィス・カバ |
選手層を見ると、センターバックとセンターフォワードの人数が比較的多くなっています。一方、ゴールキーパーは経験豊富なニコラ・ヴァシリが退団したため、開幕までに新戦力を加える可能性も考えられます。
降格に伴い、2025-26シーズンの主力だった選手の一部がチームを離れました。守護神のニコラ・ヴァシリ、ディフェンダーのハウケ・ヴァール、カロル・メッツ、攻撃的ミッドフィルダーのダネル・シナニなどが退団しています。期限付き移籍で加入していたジェームズ・サンズやアンドレアス・フントンジも所属元へ戻りました。
新加入選手としては、マクデブルクからデンマーク人センターバックのマルクス・マティセンが加わりました。ドイツ2部で多数の出場経験があり、守備陣のまとめ役として期待されています。オーストラリア出身のサム・クラインも加わり、中盤の運動量と選択肢が増えました。
夏の移籍市場では、契約が残っている選手でも他クラブへ移籍することがあります。特に藤田譲瑠チマやエリック・スミスなど、1部で安定したプレーを見せた選手には他クラブが関心を示す可能性があります。期限付き移籍から戻った選手が再び移籍するケースも珍しくありません。
現在の一覧を開幕時の確定メンバーと考えず、試合前に最新の登録状況を確認することが大切です。背番号もシーズン開始前に変更される場合があります。クラブ公式の選手ページやブンデスリーガ公式情報、試合当日のメンバー表を確認すると、正確な所属状況を把握できます。
ザンクトパウリには、藤田譲瑠チマ、安藤智哉、原大智という異なる特徴を持つ日本人選手が所属しています。さらに、日本にもルーツを持つ若手のニック・シュミットもトップチーム入りを目指しています。
藤田譲瑠チマは、守備的ミッドフィルダーやセントラルミッドフィルダーを務める選手です。身長175センチと大型ではありませんが、相手の動きを読んでボールを奪う能力と、奪った後に正確なパスを出す技術を備えています。中盤の底で攻守をつなぐ役割が中心です。
2025-26シーズンはリーグ戦32試合に出場し、1得点3アシストを記録しました。チーム内でも特に出場機会が多く、ブンデスリーガ初挑戦ながら主力の座をつかんでいます。守備だけでなく、前方への持ち運びや攻撃参加もできる点が藤田の大きな魅力です。
安藤智哉は2026年1月にアビスパ福岡から加入したセンターバックです。身長190センチの高さを生かした空中戦に加え、相手より先に動いてボールを奪う守備を得意としています。中央だけでなく、3バックの左右でもプレーできるため、複数の守備配置に対応できます。
加入後は短期間で先発に定着し、2025-26シーズン後半だけでリーグ戦15試合に出場しました。そのうち14試合が先発で、アシストも1つ記録しています。ドイツの速い攻守の切り替えにも適応しており、2部では守備の中心としてさらに重要な役割を任される可能性があります。
原大智は身長190センチのセンターフォワードです。京都サンガF.C.との契約を終えた後、2026年1月にザンクトパウリへ加入しました。高いボールを収めて味方の攻撃参加を待つポストプレーや、クロスに合わせるヘディングが持ち味です。
2025-26シーズンのブンデスリーガでは途中出場を中心に3試合、合計25分の出場にとどまりました。ただし、シーズン終了後の親善試合では得点を挙げており、新監督へのアピールを続けています。2部では相手が守備を固める試合も多いため、原の高さは重要な攻撃手段になります。
ニック・シュミットは日本とドイツにルーツを持つ若手ミッドフィルダーです。2007年生まれで、ザンクトパウリの育成組織からトップチームへ近づいています。中盤でボールを扱える技術があり、2025-26シーズンにはブンデスリーガの試合でベンチ入りも経験しました。
現時点では藤田や安藤のような主力ではありませんが、2部で戦うシーズンは若手が出場機会を得やすくなる場合があります。プレシーズンの練習試合やカップ戦で結果を残せば、トップチームでの公式戦デビューも期待できます。長期的に成長を追いたい選手の一人です。
日本人選手以外にも、ザンクトパウリには代表経験を持つ選手やクラブを長く支えてきた選手がいます。チーム再建では、経験豊富な主力と成長途中の若手をどのように組み合わせるかが重要です。
ジャクソン・アーバインはオーストラリア代表でも中心を担うセントラルミッドフィルダーです。身長189センチで空中戦に強く、広い範囲を走って攻撃と守備の両方に関わります。ピッチ上で味方に指示を出し、苦しい時間帯でも強度を落とさない精神的な支柱です。
2025-26シーズンは足の手術による出遅れがありましたが、復帰後は24試合に出場しました。得点やアシストだけでは測れない貢献が大きく、若い選手にとっても頼れる存在です。昇格争いの重圧がかかる場面では、アーバインの経験とリーダーシップが欠かせません。
エリック・スミスはセンターバックと守備的ミッドフィルダーをこなせるスウェーデン人選手です。最終ラインから正確なパスを供給できるため、守備をしながら攻撃の出発点にもなれます。相手の前線からの圧力を外すロングパスも大きな特徴です。
3バックでは中央に入り、左右のセンターバックを動かしながら守備陣を整える役割を担います。藤田が中盤の低い位置へ下がった際には、スミスと連係してボールを運ぶ形も見られます。安藤やマティセンとの組み合わせは、新シーズンの守備を左右するポイントです。
コナー・メトカーフはオーストラリア代表のミッドフィルダーで、中央だけでなくサイドや攻撃的な位置にも対応します。前線へ飛び出す動きとスピードがあり、守備時には相手を追い回してパスコースを制限します。複数の役割を任せられる使いやすさが強みです。
2025-26シーズンはリーグ戦25試合に出場し、2アシストを記録しました。負傷などで出場時間が限られた時期もありましたが、コンディションが整えば攻守に違いを生み出せます。アーバインと同じオーストラリア代表であることから、中盤での意思疎通にも期待できます。
マノリス・サリアカスは右サイドを主戦場とし、豊富な運動量とクロスで攻撃を支える選手です。アルカディウシュ・ピルカも右サイドバックとしてプレーできます。3バックを採用する場合は、両選手がウイングバックとして高い位置を取ることもあります。
左サイドにはルイス・オッピーとラース・リッツカがいます。オッピーは前方への推進力、リッツカは安定した守備対応が特徴です。サイドの選手が相手陣内まで進めると、中央の原やカールスへクロスを送れるため、両サイドの攻撃参加が得点力向上につながります。
選手名だけでなく、各ポジションの競争や役割を知ると試合をより楽しめます。ザンクトパウリは監督交代と選手の入れ替えがあったため、開幕後もしばらくは組み合わせを試す可能性があります。
長く正ゴールキーパーを務めたニコラ・ヴァシリの退団により、ゴール前の序列は大きく変わりました。現在の名簿にはベン・フォルとシモン・シュパリが登録されています。フォルはドイツ出身、シュパリはオーストリア出身で、どちらが開幕戦の先発をつかむかは注目点です。
ゴールキーパーにはシュートを止める能力だけでなく、足元からパスをつなぐ技術も求められます。ザンクトパウリが後方から丁寧に攻撃を組み立てる場合、相手のプレッシャーを受けても落ち着いて判断できる選手が有利です。新たな補強が行われる可能性も残されています。
センターバックには安藤、スミス、ネメト、マティセン、ズヴィガワ、ロバッチがいます。複数の選手が3バックの中央と左右に対応できるため、対戦相手や試合展開に応じた変更が可能です。経験豊富な選手と若手を組み合わせられることも利点です。
ただし、ハウケ・ヴァールやカロル・メッツが抜けた影響は小さくありません。新加入のマティセンが早く連係を築けるか、安藤が継続して安定した守備を見せられるかが重要です。セットプレーでは大型選手が多いため、守備だけでなく得点源としても期待できます。
中盤には藤田、アーバイン、メトカーフ、ラスムセンなどタイプの異なる選手がそろいます。藤田はボール奪取と配球、アーバインは空中戦と運動量、メトカーフは前線への飛び出し、ラスムセンはパスと攻撃参加を得意としています。
新加入のサム・クラインや期限付き移籍から戻ったエリク・アールストランド、若手のマルヴィン・シュミッツとニック・シュミットにも機会があります。2部は試合数が多く、接触の激しい展開も増えるため、同じ選手だけで戦い続けるのは困難です。交代選手の働きも昇格争いを左右します。
センターフォワードには原大智、マルタイン・カールス、リッキー=ジェイド・ジョーンズ、アブドゥリー・シーセイらがいます。原は高さとポストプレー、カールスはゴール前での動き、ジョーンズはスピード、シーセイは身体能力を生かした突破が特徴です。
マティアス・ペレイラ・ラージュやスコット・バンクスは、サイドから攻撃に変化を加えられます。ザンクトパウリは前シーズンにリーグ戦29得点と苦しんだため、誰が継続して得点できるかが最大の課題です。原が先発をつかむには、空中戦だけでなく前線からの守備や連係でも信頼を得る必要があります。
2026-27シーズンのザンクトパウリは、ブンデスリーガ2部から1部復帰を目指します。マルセル・ラップ新監督のもとでチームを再編しており、主将ジャクソン・アーバイン、エリック・スミス、コナー・メトカーフなど経験豊富な選手が中心になると考えられます。
日本人選手では、藤田譲瑠チマが中盤の主力、安藤智哉が守備の中心候補、原大智が前線の定位置を争う存在です。ニック・シュミットの成長にも注目できます。それぞれの役割が異なるため、試合ではボールを持っていない場面の動きも見ると特徴を理解しやすくなります。
夏の移籍期間中は選手の加入や退団、背番号の変更が起こる可能性があります。観戦前には最新の登録選手と先発メンバーを確認し、日本人選手の出場状況やポジション争いを追いながらザンクトパウリの戦いを楽しみましょう。