
ヴォルフスブルクの選手を調べると、クリスティアン・エリクセンのような世界的に知られた選手から、塩貝健人をはじめとする将来性の高い若手まで、幅広い顔ぶれが見つかります。男子トップチームは2026-27シーズンをドイツ2部で戦うため、昇格を目指した大幅なチームづくりが進められています。この記事では、2026年7月3日時点の公式登録情報を基に、所属選手、ポジション別の注目選手、新加入選手、日本人選手の状況をわかりやすく紹介します。
ヴォルフスブルクの男子トップチームには、ドイツ人選手だけでなく、デンマーク、ポーランド、クロアチア、アルジェリア、日本など、さまざまな国の選手が所属しています。まずはチームが置かれている状況と、ポジション別の顔ぶれを確認しましょう。
ヴォルフスブルクは2025-26シーズンのブンデスリーガを16位で終え、SCパーダーボルンとの入れ替え戦に出場しました。ホームでの第1戦は0対0でしたが、敵地で行われた第2戦に延長戦の末1対2で敗れ、29シーズン連続で所属していたドイツ1部からの降格が決まりました。
そのため、2026-27シーズンの舞台はドイツ2部の2.ブンデスリーガです。クラブの規模や選手層を考えると、目標は早期の1部復帰となります。経験豊富な選手を残しながら、2部で実績のある新戦力を補強しており、昇格争いを意識した構成へと変化しています。
クラブが発表している男子トップチームの登録選手は、次のとおりです。夏の移籍期間中は加入や退団が発生する可能性があるため、試合を観戦する際には最新の公式登録情報も確認してください。
| ポジション | 主な登録選手 |
|---|---|
| ゴールキーパー | カミル・グラバラ、パヴァオ・ペルヴァン、マリウス・ミュラー、ヤクブ・ジェリンスキ |
| ディフェンダー | キリアン・フィッシャー、デニス・ヴァヴロ、コンスタンティノス・クリエラキス、ハウケ・ヴァール、ロジェリオ、モリッツ・イェンツ、ヨナス・アジェテイ、ヨアキム・メーレ、マティス・アンジェリ、アーロン・ツェーンター、サエル・クンベディ、クレイトン、ティル・ナイニンガー、ヤン・ビュルガー |
| ミッドフィールダー | ヴィニシウス・ソウザ、ベンス・ダルダイ、ロヴロ・マイェル、ファレル・ヘンゼル、クリスティアン・エリクセン、マクシミリアン・アルノルト、ヤニック・ゲルハルト、マティアス・スヴァンベリ、エルヴィス・レジェベチャイ |
| フォワード | 塩貝健人、モハメド・アムーラ、ファビアン・レーゼ、ジェナン・ペイチノヴィッチ、アレッシオ・ベシオ、ブルーノ・カッツ、トレヴァー・ベネディクト、フレイザー・ホーンビー、ロベルト・グラッツェル |
2026-27シーズンから指揮を執るのは、トビアス・シュトローブル監督です。就任時は38歳で、ドイツ3部のSCフェアルから加入し、2028年6月までの契約を結びました。若手育成とチームづくりの能力を評価されて起用された指導者です。
シュトローブル監督には、降格によって揺れたチームを立て直し、短期間で昇格できる集団にまとめる役割が求められます。ベテランだけに頼らず、塩貝健人やペイチノヴィッチなどの若い攻撃陣をどのように成長させるかも注目点です。
1部復帰を目指すシーズンでは、得点力だけでなく、失点を減らして安定して勝ち点を積み上げることが重要です。ヴォルフスブルクの守備陣には、代表経験を持つ選手と成長が期待される若手がそろっています。
カミル・グラバラは、長身を生かしたシュートへの対応力や、ゴール前での存在感が特徴のポーランド人ゴールキーパーです。2025-26シーズンも多くの試合でゴールを守り、相手に押し込まれる展開では何度も重要なセーブを見せました。
2部ではヴォルフスブルクがボールを支配する試合が増えると予想されます。その一方、カウンター攻撃を受けた際には、ゴールキーパーの判断が結果を左右します。グラバラが後方から安定感を与えられるかは、昇格争いにおける重要な要素です。
コンスタンティノス・クリエラキスは、対人守備の強さと左足からの配球が期待されるセンターバックです。センターバックとは、ゴール前の中央を守る選手を指します。若さがありながら国際試合の経験も持ち、守備陣の中心候補といえる存在です。
デニス・ヴァヴロやモリッツ・イェンツも中央を守れるため、相手の特徴に合わせた組み合わせが可能です。2部では高いボールを多用する相手も多く、空中戦やセットプレーへの対応が欠かせません。新加入のハウケ・ヴァールを含め、競争の激しいポジションです。
ヨアキム・メーレは、左右のサイドでプレーできるデンマーク代表経験者です。サイドバックとして守備を行うだけでなく、前方へ走り込んで攻撃に加われる点が強みです。試合の流れによっては、より高い位置で起用される可能性もあります。
サエル・クンベディやキリアン・フィッシャーも、運動量を生かして攻守に関わる選手です。相手が守備を固める試合では、中央だけでなくサイドから攻撃する必要があります。サイドバックの攻撃参加は、得点機会を増やすうえで大切です。
中盤には、長くクラブを支えてきた選手、世界的な経験を持つ司令塔、守備を得意とする選手がそろっています。誰が試合を組み立て、誰が相手の攻撃を止めるのかを意識すると、試合をより深く楽しめます。
マクシミリアン・アルノルトは、ヴォルフスブルクで長くプレーしている左利きのミッドフィールダーです。正確なパスやミドルシュートに加え、フリーキックやコーナーキックなどのセットプレーでも中心的な役割を担います。
降格後も経験豊富なアルノルトがチームにいることは、若手選手にとって大きな支えになります。2部では相手に守備を固められ、攻撃の方法が見つからない時間帯も増えます。そのような場面で、長いパスやセットプレーから状況を変えられる選手です。
クリスティアン・エリクセンは、アヤックス、トッテナム、インテル、マンチェスター・ユナイテッドなどでプレーしてきたデンマーク人ミッドフィールダーです。ヴォルフスブルクとは2027年までの契約を結び、背番号24を着用しています。
最大の特徴は、周囲の動きを見ながら決定的なパスを出せることです。攻撃の組み立てだけでなく、フリーキックやコーナーキックも担当できます。試合数の多い2部で起用時間を管理しながら、経験と技術をどこまで生かせるかが注目されます。
ヴィニシウス・ソウザは、中盤の低い位置で相手の攻撃を止める役割を得意とします。ボールを奪う力や身体の強さがあり、攻撃的なミッドフィールダーが前へ出るための土台をつくる選手です。
マティアス・スヴァンベリは、守備と攻撃の両方に関われるスウェーデン人選手です。ロヴロ・マイェルやヤニック・ゲルハルトも異なる特徴を持っているため、中盤の組み合わせは豊富です。相手や試合展開に応じた選手選びが求められます。
ヴォルフスブルクの攻撃陣は、スピード型、ポストプレー型、サイドから仕掛けるタイプなど、特徴の異なる選手で構成されています。なかでも、日本のサッカーファンから大きな注目を集めるのが塩貝健人です。
塩貝健人は、2026年1月にオランダのNECナイメヘンから加入した日本人フォワードです。ヴォルフスブルクとは2030年6月までの契約を結び、背番号7を着用しています。國學院久我山高校、慶應義塾大学、横浜F・マリノスを経て欧州へ渡りました。
身長は180センチで、速さ、前線から相手を追う強度、ゴールへ向かう積極性が評価されています。前線から相手に圧力をかけるプレーはプレスと呼ばれ、現代サッカーでは守備の開始地点としても重要です。若手ながらチームの戦い方に合う特徴を備えています。
塩貝健人は加入後、途中出場から経験を重ね、2026年2月のアウクスブルク戦でブンデスリーガ初得点を記録しました。ドイツへ移籍して間もない時期に結果を残したことは、出場機会を増やすうえで大きなアピールになりました。
2026-27シーズンは2部で戦うため、1部時代より出場時間を得られる可能性があります。ただし、実績のある新加入選手も加わっており、先発が保証されているわけではありません。得点だけでなく、守備や連係でも信頼を得ることが必要です。
モハメド・アムーラは、小柄ながら優れたスピードと鋭い動き出しを持つアルジェリア代表のフォワードです。相手ディフェンダーの背後へ走り込み、短い時間でシュートまで持ち込めるため、速い攻撃で大きな力を発揮します。
塩貝と特徴が重なる部分もありますが、2人を同時に起用すれば、前線からのプレスや裏への走り込みを増やせます。一方で、ボールを受けて味方を待つ役割には別のタイプが必要です。相手によって組み合わせを変えることが考えられます。
ジェナン・ペイチノヴィッチは、ゴール前での動きと決定力に期待される若手ストライカーです。2025-26シーズンには1試合で3得点を挙げた試合もあり、入れ替え戦でもゴールを記録しました。苦しいシーズンのなかで成長を示した選手です。
塩貝とペイチノヴィッチは、将来の攻撃陣を担う候補である一方、昇格が求められるチームでは即座に結果を出す必要もあります。経験豊富な選手から動き方を学びながら、限られた出場時間で得点を重ねられるかが見どころです。
降格を受けたヴォルフスブルクは、2026年夏に複数の即戦力を補強しました。特に2.ブンデスリーガを経験している選手が多く、リーグの戦い方を理解したメンバーで昇格を目指す意図が見えます。
ファビアン・レーゼは、ヘルタ・ベルリンから加入した攻撃的な選手です。左右のサイドから仕掛けられるほか、得点とアシストの両方を期待できます。ヴォルフスブルクとは2030年までの契約を結び、背番号11を着用します。
ヘルタでは公式戦91試合で35得点31アシストを記録し、キャプテンも務めました。2部の試合を熟知しているだけでなく、チームを引っ張る力も評価されています。昇格を目指すヴォルフスブルクにとって、攻撃面と精神面の両方で重要な補強です。
ロベルト・グラッツェルは、ハンブルガーSVから加入したセンターフォワードです。センターフォワードとは、主にゴール前の中央で得点を狙う選手を指します。身体の強さ、高いボールへの対応、ペナルティーエリア内での決定力が特徴です。
ハンブルガーSVでは150試合で84得点を記録し、2023-24シーズンには2部得点王に輝きました。守備を固める相手に対しても、クロスやセットプレーから得点を狙えます。塩貝やアムーラとは異なる特徴を持つため、攻撃方法の幅を広げる存在です。
センターバックのハウケ・ヴァール、中盤のエルヴィス・レジェベチャイ、フォワードのフレイザー・ホーンビーやアレッシオ・ベシオも新たに登録されています。ヴァールはFCザンクトパウリ、レジェベチャイはFCアウクスブルクから加わりました。
一方、期限付き移籍を終えた選手や、パトリック・ヴィマー、ケヴィン・パレデス、ヤクブ・カミンスキなどがチームを離れています。夏の選手編成は続く可能性があるため、登録一覧は確認した日付と所属シーズンを見ることが大切です。
名前を覚えるだけでなく、選手の役割や組み合わせに注目すると、試合の面白さが増します。特に2026-27シーズンは、新監督の戦術と新加入選手がどのようにかみ合うかが大きな見どころです。
サッカーの先発メンバーは、名前だけでなくフォーメーションと合わせて確認すると役割がわかりやすくなります。フォーメーションとは、4-2-3-1や4-3-3など、選手をどの位置に配置するかを数字で示したものです。
例えば1トップにグラッツェルが入れば、ゴール前でボールを収める攻撃が増えると考えられます。塩貝やアムーラが前線に入れば、相手の背後を狙う速い攻撃が増えるでしょう。エリクセンの位置によっても、パスの出どころが変わります。
塩貝が着用する7番や、レーゼが着用する11番は攻撃的な選手が付けることの多い番号です。ただし、現代サッカーでは背番号とポジションが必ず一致するわけではありません。同じ選手が複数の位置を担当することもあります。
公式サイトの登録ポジションも、実際の試合での役割と異なる場合があります。サイドバックが高い位置まで上がったり、フォワードが中盤まで戻ったりするため、ボールを持っていない場面の動きにも注目すると特徴を理解しやすくなります。
欧州サッカーでは、夏と冬の移籍期間に所属選手が変わります。移籍のうわさが報じられていても、契約や登録が完了していない場合があるため、報道だけで加入や退団を決めつけないことが大切です。
確実な情報を知りたい場合は、クラブ公式サイトの選手一覧と移籍発表を確認しましょう。試合当日は、先発メンバー、控え選手、負傷や出場停止の情報も確認すると、その試合で選手が起用されていない理由を把握しやすくなります。
2026-27シーズンのヴォルフスブルクは、カミル・グラバラ、マクシミリアン・アルノルト、クリスティアン・エリクセンなどの経験豊富な選手と、塩貝健人、ジェナン・ペイチノヴィッチなどの若手を組み合わせたチームです。ファビアン・レーゼやロベルト・グラッツェルといった2部で実績のある選手も加わり、1年でのブンデスリーガ復帰を目指します。
日本人選手では、背番号7を着用する塩貝健人に注目です。速さや前線からのプレスを生かし、経験豊富なライバルとの競争を勝ち抜けるかが見どころになります。登録選手は移籍によって変わる可能性があるため、観戦前には最新の公式情報を確認し、選手の役割や組み合わせにも注目してみてください。