
ミカエル・オリーズは、バイエルン・ミュンヘンとフランス代表で活躍する左利きのアタッカーです。得点だけでなく、精度の高いパスやクロスから数多くのアシストを記録しています。この記事では、2026年7月3日時点で確認できるクラブと代表での成績、シーズン別の数字、受賞歴、プレースタイルを初心者にもわかりやすく紹介します。
ミカエル・オリーズは、バイエルン加入後に得点力とアシスト力を大きく伸ばしました。特に2025-26シーズンは、国内リーグとUEFAチャンピオンズリーグの両方でトップクラスの数字を残しています。
バイエルン公式発表によると、オリーズは2025-26シーズンに公式戦57試合へ出場し、25得点28アシストを記録しました。得点とアシストを合計した直接的な得点関与は53回です。単純計算では、ほぼ1試合に1回のペースでチームの得点に関わったことになります。
ウイングは味方へのラストパスを担当することが多いポジションですが、オリーズは自分でも25得点を奪っています。チャンスを作る役割と、最後にシュートを決める役割を高い水準で両立したシーズンだったと評価できます。
2025-26シーズンのブンデスリーガでは32試合に出場し、15得点19アシストを記録しました。得点とアシストを合わせた34回の得点関与は、サイドを主戦場とする選手として非常に優秀です。リーグ戦でのPKによる得点はなく、15得点はいずれも流れの中やセットプレーから生まれています。
19アシストは同シーズンのブンデスリーガ最多で、1988-89シーズン以降では歴代でも上位に入る数字です。さらに、1シーズンで15得点以上と15アシスト以上を同時に達成した選手は、近年のブンデスリーガでも限られています。
オリーズは国内リーグだけでなく、欧州大会でも安定して得点に関わりました。大会ごとに集計方法が異なることはありますが、主要な公式発表で確認できる成績は次のとおりです。
| 大会 | 主な成績 | 評価できる点 |
|---|---|---|
| ブンデスリーガ | 32試合・15得点・19アシスト | アシストランキング1位 |
| チャンピオンズリーグ | 5得点・8アシスト | 大会最多タイのアシスト |
| 全公式戦 | 57試合・25得点・28アシスト | 53回の得点関与 |
チャンピオンズリーグではビニシウス・ジュニオールと並ぶ8アシストを記録しました。国内で数字を稼いだだけではなく、欧州の強豪と対戦する舞台でも決定的な仕事をしている点が、オリーズの成績をより価値の高いものにしています。
オリーズはレディングでプロとしての経験を積み、クリスタル・パレスでプレミアリーグを代表する若手へ成長しました。その後、2024年夏にバイエルンへ移籍し、成績を大きく伸ばしています。
オリーズはイングランド2部のレディングでトップチームデビューを果たしました。2018-19シーズンはリーグ戦4試合、2019-20シーズンは19試合に出場しています。この時期は得点こそありませんでしたが、若い年代でプロの試合に継続して出場したことが、その後の成長につながりました。
2020-21シーズンにはリーグ戦44試合で7得点を挙げ、アシストでもチームに貢献しました。ドリブルや左足のキックに加え、相手守備の間でボールを受けて好機を作る能力が評価され、同シーズンのEFLチャンピオンシップ最優秀若手選手に選ばれています。
2021年夏にクリスタル・パレスへ移籍すると、初年度のプレミアリーグで26試合2得点を記録しました。2022-23シーズンは37試合2得点に加え、リーグ戦で11アシストを記録しています。得点数以上に、クロスやスルーパスで味方のシュートを生み出す能力が目立った時期です。
2023-24シーズンは負傷の影響で出場が19試合に限られましたが、10得点6アシストを残しました。出場時間が少ない中でも2桁得点に到達しており、得点効率は大幅に向上しています。この活躍を受け、バイエルンが獲得に動きました。
オリーズがトップチームで記録した主なリーグ戦成績をまとめると、次のようになります。アシストはデータ提供会社によって判定が異なる場合がありますが、得点力と創造性が年々高まっている流れは明確です。
| シーズン | クラブ | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|---|
| 2018-19 | レディング | 4 | 0 | 0 |
| 2019-20 | レディング | 19 | 0 | 0 |
| 2020-21 | レディング | 44 | 7 | 約12 |
| 2021-22 | クリスタル・パレス | 26 | 2 | 5 |
| 2022-23 | クリスタル・パレス | 37 | 2 | 11 |
| 2023-24 | クリスタル・パレス | 19 | 10 | 6 |
| 2024-25 | バイエルン | 34 | 12 | 15 |
| 2025-26 | バイエルン | 32 | 15 | 19 |
2022-23シーズンまではアシスト型の印象が強かったものの、2023-24シーズン以降は得点数も急増しています。バイエルン加入後は2シーズン連続でリーグ戦12得点以上を挙げ、得点とアシストの両面で結果を残す選手になりました。
2024年7月にバイエルンへ加入したオリーズは、移籍直後から主力として起用されました。プレミアリーグ時代より多くのシュート機会を得るようになり、個人成績とチームタイトルの両方を手にしています。
バイエルンでの初年度となった2024-25シーズンは、公式戦50試合で17得点18アシストを記録しました。ブンデスリーガに限ると34試合12得点15アシストです。15アシストでリーグのアシスト王となり、初めてドイツでプレーする選手とは思えない適応力を示しました。
同シーズンにはブンデスリーガの最優秀新人選手に選ばれ、クラブのファン投票による年間最優秀選手にも選出されました。バイエルンはリーグ優勝を果たしており、オリーズは加入初年度からタイトル獲得に大きく貢献しています。
2025-26シーズンは、前年の17得点18アシストから25得点28アシストへ数字を伸ばしました。出場試合数は増えていますが、それを考慮しても得点関与の上昇は明らかです。相手から警戒される立場になった中で、さらに成績を向上させた点が高く評価されています。
バイエルンではハリー・ケインやルイス・ディアスなど、得点能力の高い選手と同時にプレーしています。オリーズが相手を引きつけてパスを出し、味方が決める形が増えた一方、味方の動きによって生まれた空間へ入り、自分で得点する場面も多くなりました。
オリーズは2025-26シーズンのブンデスリーガ年間最優秀選手に選ばれました。選考ではファン投票だけでなく、クラブ関係者や専門家による評価も反映されています。15得点19アシストという数字に加え、シーズンを通した安定感も受賞理由となりました。
さらに、バイエルンのファンが選ぶ年間最優秀選手にも2年連続で選ばれています。2025-26シーズンの投票では51.4%を獲得し、ケインやディアスを上回りました。フランス国外でプレーするフランス人選手を対象としたUNFPの年間最優秀選手賞も受賞しています。
ロンドン生まれのオリーズは、年代別代表からフランスを選択しています。2024年のパリオリンピックで活躍した後、同年9月にフランスA代表へ初招集されました。
オリーズは2024年パリオリンピックの男子サッカーにフランス代表として出場しました。本大会では6試合に出場して2得点5アシストを記録し、アシスト王となっています。フランスは決勝でスペインに敗れましたが、銀メダルを獲得しました。
得点だけでなく、セットプレーや流れの中から決定機を作り続けたことが特徴です。大会を通して中心選手として活躍したため、その後のA代表入りも自然な流れでした。クラブでの成績が大きく伸びる直前に、国際大会でも能力を示した形です。
フランスサッカー連盟の記録では、オリーズは2026年6月30日のスウェーデン戦終了時点でA代表21試合に出場し、7得点を挙げています。初出場は2024年9月6日のイタリア戦でした。代表では右ウイングだけでなく、中央寄りの攻撃的ミッドフィールダーとしても起用されています。
2025年にはUEFAネーションズリーグとワールドカップ予選で得点を記録しました。2026年6月の北アイルランドとの親善試合では代表初のハットトリックを達成し、ワールドカップ開幕前に得点力の高さを示しています。
オリーズは2026年ワールドカップのフランス代表メンバーに入り、グループステージから先発出場を続けています。2026年6月30日の決勝トーナメント初戦では、フランスがスウェーデンに3対0で勝利し、オリーズは2アシストを記録しました。
大会4試合終了時点では得点こそありませんが、味方の得点につながるパスを複数供給しています。クラブでは右サイドから攻撃を組み立てることが多い一方、代表では中央へ移動し、キリアン・エムバペやウスマン・デンベレへパスを届ける役割も担っています。
オリーズの成績は、単に強いチームへ移籍したから伸びたわけではありません。シュートの選択、味方との連係、守備への参加など、プレーの幅が広がったことが数字に表れています。
オリーズは右サイドでボールを受け、中央へ移動しながら左足でプレーする形を得意としています。縦へドリブルしてクロスを上げるだけでなく、ペナルティーエリアの外からカーブをかけたシュートを狙えるため、守備側は複数の選択肢に対応しなければなりません。
フリーキックやコーナーキックを担当することもあり、止まった状態からのプレーでもアシストを記録できます。流れの中、カウンター、セットプレーのすべてから好機を作れることが、年間20前後のアシストを狙える理由の一つです。
アシスト数の多い選手は、ラストパスだけが注目されがちです。しかし、オリーズは一度ボールを味方に預けた後、ゴール前へ走り込む動きも増えています。これにより、味方からの折り返しをシュートする機会が生まれ、得点数も増加しました。
2023-24シーズン以降に2桁得点を続けている背景には、ゴールから遠い場所で攻撃を組み立てるだけでなく、最後は自分がペナルティーエリア内へ入る意識があります。味方を生かしながら自分も得点できるため、相手は守備の狙いを絞りにくくなります。
選手の成績を見るときは、得点やアシストの合計だけでなく、どの大会で記録したかも重要です。オリーズは2025-26シーズンのチャンピオンズリーグで5得点8アシストを記録し、レアル・マドリード戦など重要な試合でも得点に関わりました。
欧州大会では国内リーグと比べて対戦相手の守備力が高く、自由にボールを持てる時間も短くなります。その環境で大会最多タイの8アシストを残したことから、オリーズはブンデスリーガだけで活躍する選手ではなく、国際的な舞台でも結果を出せる選手だと判断できます。
ミカエル・オリーズは、2025-26シーズンにバイエルンで公式戦57試合25得点28アシストを記録しました。ブンデスリーガでは15得点19アシストを残してアシスト王となり、年間最優秀選手にも選ばれています。チャンピオンズリーグでも5得点8アシストを記録し、8アシストは大会最多タイでした。
フランス代表では2026年6月30日時点で21試合7得点を記録しています。2024年パリオリンピックでは2得点5アシストで銀メダル獲得に貢献し、2026年ワールドカップでも複数のアシストを記録しました。得点とアシストを同時に増やしている点が、オリーズの成績で最も注目すべき部分です。
なお、日本語では「ミカエル・オリーズ」「マイケル・オリセ」「ミカエル・オリーセ」など複数の表記が使われていますが、いずれも英語名Michael Oliseの同じ選手を指します。サイトによってアシストの判定やシーズンの区切りが異なる場合があるため、成績を比較するときは対象大会と集計基準も確認しましょう。