エベレチ・エゼの成績は?アーセナル移籍後と通算記録をわかりやすく解説

エベレチ・エゼは、細かなボールタッチと滑らかなドリブル、得点につながるプレーで注目されるイングランド代表選手です。2025年夏にはクリスタル・パレスからアーセナルへ移籍し、加入初年度から印象的な成績を残しました。この記事では、2025-26シーズンの数字、プレミアリーグ通算成績、過去のクラブでの記録、イングランド代表での実績を初心者にもわかりやすく紹介します。

 

エベレチ・エゼの成績を最初に確認

エベレチ・エゼの成績を見る際は、プレミアリーグだけの数字と、カップ戦や欧州大会を含む全公式戦の数字を分けることが大切です。移籍したシーズンは複数クラブで出場しているため、集計範囲によって出場数が異なる場合もあります。

 

項目 成績 補足
現在の所属 アーセナル 背番号10
2025-26プレミアリーグ 33試合7得点2アシスト パレスでの1試合を含む
アーセナルでの同リーグ成績 32試合7得点2アシスト 先発と途中出場の合計
2025-26アーセナル全公式戦 52試合10得点5アシスト 国内カップと欧州大会を含む
プレミアリーグ通算 179試合41得点25アシスト 2025-26終了時点
イングランド代表 20試合3得点 2026年7月3日時点

現在はアーセナルの背番号10

エゼは1998年6月29日にロンドンで生まれた右利きの攻撃的選手です。身長は178センチで、主なポジションは攻撃的ミッドフィールダーですが、左サイドや前線の中央でもプレーできます。2025年8月23日にアーセナルへ加入し、背番号10を任されました。

 

中央でボールを受けて相手をかわすプレーだけでなく、左側から内側へ入り、右足でシュートを狙う形も得意です。登録上はミッドフィールダーやフォワードと表記されることがあり、サイトによってポジション表示が異なる点には注意しましょう。

 

2025-26プレミアリーグでは7得点2アシスト

2025-26シーズンのプレミアリーグでは、クリスタル・パレスとアーセナルを合わせて33試合に出場し、7得点2アシストを記録しました。このうちパレスでの出場は開幕後の1試合で、アーセナル加入後は32試合に出場しています。

 

リーグ戦での得点数だけを見ると、パレス時代の自己最多である11得点には届いていません。ただし、新しいチームの戦術に適応しながら優勝争いを戦い、重要度の高い試合で結果を残した点は高く評価できます。

 

アーセナルで全公式戦10得点を記録

国内カップ戦とUEFAチャンピオンズリーグを含めると、アーセナル加入初年度は52試合10得点5アシストでした。プレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ、チャンピオンズリーグのすべてで得点しており、複数の大会で攻撃に貢献しています。

 

リーグ戦の数字だけで判断せず、全公式戦の成績や重要な試合での働きも確認することがポイントです。エゼは固定された先発だけではなく、途中出場や複数ポジションで起用されながら得点とアシストを積み重ねました。

 

プレミアリーグ通算では40得点を突破

2025-26シーズン終了時点のプレミアリーグ通算成績は、179試合41得点25アシストです。クリスタル・パレスで147試合34得点23アシスト、アーセナルで32試合7得点2アシストという内訳になります。

 

得点とアシストを合計した直接的な得点関与は66回です。すべての試合で得点に絡むタイプではありませんが、ボールを運ぶ、相手を引きつける、ファウルを受けてセットプレーを得るといった数字に表れにくい働きもあります。

 

アーセナルで残した2025-26シーズンの成績

アーセナル移籍後のエゼは、加入直後から常に先発だったわけではありません。それでも、ノースロンドン・ダービーをはじめとする注目度の高い試合で得点し、チームのプレミアリーグ優勝に貢献しました。

 

加入初年度にプレミアリーグ優勝を経験

アーセナルは2025-26シーズンのプレミアリーグを制し、エゼは加入初年度でリーグ優勝を経験しました。リーグ戦では32試合に出場し、先発だけでなく途中出場でも攻撃の流れを変える役割を担当しています。

 

新加入選手は、パスの位置や守備時の立ち位置、味方との連係を覚えるまで時間がかかることがあります。エゼも試合によって出場時間に差がありましたが、シーズンを通してチーム内の競争に加わり、攻撃の選択肢を増やしました。

 

トッテナム戦で初のハットトリック

特に大きな話題となったのが、2025年11月23日のトッテナム戦です。エゼは4対1で勝利したノースロンドン・ダービーで、自身のプロキャリア初となるハットトリックを達成しました。ハットトリックとは、1人の選手が1試合で3得点することです。

 

プレミアリーグ時代のノースロンドン・ダービーでハットトリックを記録した初めての選手となり、アーセナルの選手としては1978年以来の快挙でした。大きな重圧がかかるライバル対決で結果を出したことは、シーズンを代表する実績です。

 

同一シーズンのダービーで合計5得点

ホームでのハットトリックに加え、2026年2月のアウェーで行われたトッテナム戦でも2得点を挙げました。その結果、2025-26シーズンのノースロンドン・ダービーでは、2試合を通じて合計5得点を記録しています。

 

リーグ戦で記録した7得点のうち5得点がトッテナム戦に集中しているため、得点のばらつきはあります。一方で、相手の守備配置や試合の展開が自身の特徴と合ったときに、複数得点を奪える爆発力を示した成績ともいえます。

 

チャンピオンズリーグでも得点

エゼは2026年3月17日のバイエル・レバークーゼン戦で、UEFAチャンピオンズリーグ初得点を記録しました。相手を背負った状態から素早く前を向き、右足で力強いシュートを決める、エゼの技術がよく表れた得点でした。

 

アーセナルは同大会で決勝まで進み、エゼも欧州最高峰の大会で経験を積みました。決勝のPK戦では失敗もありましたが、リーグ戦と欧州大会を並行して戦い、全公式戦で10得点に到達した点は加入初年度として十分な成果です。

 

クリスタル・パレス時代の成績と成長

エゼがプレミアリーグで評価を高めたのは、2020年から2025年まで所属したクリスタル・パレスです。5年間で中心選手へ成長し、最終シーズンにはクラブ初の主要タイトル獲得にも大きく貢献しました。

 

期間・シーズン 大会範囲 出場 得点 アシスト
パレス通算 全公式戦 169 40 28
2022-23 プレミアリーグ 38 10 4
2023-24 全公式戦 31 11 6
2024-25 全公式戦 43 14 11

5年間で169試合40得点28アシスト

クリスタル・パレスでは、全公式戦169試合に出場し、40得点28アシストを記録しました。先発は139試合、途中出場は30試合で、合計出場時間は1万2000分を超えています。長期間にわたって攻撃の中心を務めたことがわかります。

 

加入初年度は背番号25でしたが、その後は背番号10を着用しました。ドリブルで相手を抜くだけでなく、ペナルティーエリア付近からのシュート、ラストパス、フリーキックなど、得点機会を生み出す役割を幅広く担当しています。

 

2022-23シーズンにリーグ10得点

2022-23シーズンはプレミアリーグ全38試合に出場し、10得点4アシストを記録しました。長期離脱から本格的に復調したシーズンであり、シーズン終盤には複数の試合で得点を重ねています。

 

攻撃的ミッドフィールダーがリーグ戦で2桁得点を記録したことは、エゼの決定力を示す大きな材料です。中央だけでなく左寄りの位置からもゴール前へ進入し、右足のシュートで得点できる特徴が数字に表れました。

 

2023-24シーズンは自己最多のリーグ11得点

2023-24シーズンは負傷の影響でプレミアリーグの出場が27試合にとどまりましたが、11得点を挙げました。出場数が前シーズンより少ない中で自己最多のリーグ得点を更新しており、1試合あたりの得点力が高まったシーズンです。

 

リバプール戦での決勝点や、最終節のアストン・ヴィラ戦での2得点など、上位クラブとの試合でも結果を残しました。全公式戦では31試合11得点6アシストで、欠場期間がありながら高い攻撃性能を示しています。

 

2024-25シーズンはFAカップ優勝に貢献

パレスでの最終フルシーズンとなった2024-25シーズンは、全公式戦43試合14得点11アシストを記録しました。得点とアシストを合わせた25回の得点関与は、パレス在籍中でも特に充実した数字です。

 

FAカップでは3回戦、準々決勝、準決勝、決勝で得点し、マンチェスター・シティとの決勝では唯一のゴールを決めました。この得点によってパレスはクラブ史上初の主要タイトルを獲得し、エゼは優勝の中心人物となりました。

 

QPRとウィコムで残した若手時代の成績

エゼは順調に有名クラブの主力へ進んだ選手ではありません。複数の育成組織を離れた経験を経て、クイーンズ・パーク・レンジャーズでプロ契約を結び、下部リーグで出場機会を得ながら成長しました。

 

複数のアカデミーを経てQPRへ加入

少年時代にはアーセナル、フラム、レディング、ミルウォールなどの育成組織に所属しましたが、契約を続けられない経験も重ねています。その後、2016年にクイーンズ・パーク・レンジャーズへ加わり、プロ選手としての道を進みました。

 

現在の華やかなプレーだけを見ると、早い時期から高く評価されていたように感じるかもしれません。しかし、トップチームで安定した出場機会を得るまでには時間がかかっており、下部リーグでの実戦経験が成長を支えました。

 

ウィコムへの期限付き移籍で22試合5得点

2017-18シーズンには、当時リーグ2に所属していたウィコム・ワンダラーズへ期限付き移籍しました。リーグ戦とカップ戦を合わせて22試合に出場し、5得点を記録しています。

 

若手選手にとって、出場時間を確保する期限付き移籍は重要です。エゼは体格の強い相手との競り合いや、結果を求められるシニアの試合を経験し、ボールを持ったときの落ち着きと得点への意識を高めました。

 

QPR通算112試合20得点

QPRでは全公式戦112試合に出場し、20得点を記録しました。2017-18シーズンから出場数を増やし、2018-19シーズンは46試合4得点、2019-20シーズンは48試合14得点という成績を残しています。

 

特に2019-20シーズンは、チャンピオンシップのリーグ戦46試合すべてに出場して14得点を記録しました。チャンピオンシップはイングランドの2部リーグですが、試合数が多く、接触の激しい競争力の高い大会です。

 

2019-20シーズンの活躍でプレミア移籍

2019-20シーズンのエゼは、得点だけでなくドリブルやチャンスメークでも存在感を示し、QPRの年間最優秀選手に選ばれました。この活躍を受け、2020年夏にクリスタル・パレスへ完全移籍しています。

 

QPRでは攻撃を自由に組み立てる役割を任され、自分でボールを運びながらシュートやパスを選ぶ力を磨きました。プレミアリーグ移籍後も見られる、相手の重心をずらして前進するドリブルは、この時期から大きな武器でした。

 

イングランド代表の成績と数字の見方

エゼはクラブでの活躍を評価され、2023年にイングランド代表デビューを果たしました。代表では豊富な攻撃陣との競争があるため、クラブと比べて途中出場が多く、単純な出場試合数だけでは役割を判断しにくい選手です。

 

2023年にイングランド代表デビュー

エゼは2023年6月16日のマルタ戦で、イングランドのA代表デビューを果たしました。A代表とは年齢制限のない最上位の代表チームです。それ以前には、イングランドのU-20代表やU-21代表でもプレーしていました。

 

2024年にはUEFA EURO 2024の代表メンバーに選ばれ、3試合に出場しました。多くは途中出場でしたが、国際大会の決勝トーナメントを経験し、イングランドの準優勝メンバーとなっています。

 

代表初得点は2025年のラトビア戦

代表初得点は、2025年3月24日に行われたワールドカップ欧州予選のラトビア戦で記録しました。途中出場からゴールを決め、代表10試合目で初得点に到達しています。

 

その後も2025年10月のラトビア戦、11月のセルビア戦で得点しました。2026年7月3日時点では、イングランドA代表で20試合3得点です。2026年ワールドカップの代表メンバーにも選ばれ、攻撃的な交代要員として起用されています。

 

集計サイトによって出場数が違う理由

サッカー選手の成績を調べると、同じシーズンでも出場数が1試合から数試合ずれることがあります。主な理由は、リーグ戦だけを表示しているか、国内カップ、欧州大会、スーパーカップまで含めているかが異なるためです。

 

エゼは2025-26シーズンの途中でパレスからアーセナルへ移籍したため、クラブ別とシーズン全体でも数字が変わります。大会名、所属クラブ、集計時点の3点を確認すると、数字の意味を正しく理解しやすくなります。

 

得点とアシスト以外にも注目する

エゼの価値を確認する際は、得点とアシストだけでなく、ドリブル成功数、チャンスを作った回数、シュート数、ボールを前方へ運んだ回数にも注目しましょう。相手選手を引きつけて味方のスペースを作るプレーは、アシストとして記録されない場合があります。

 

一方で、得点が特定の試合に集中する傾向や、守備を重視する試合では出場時間が短くなる点もあります。数字と実際の試合内容を合わせて見ることで、エゼが得意とする展開やチーム内での役割をより具体的に把握できます。

 

エベレチ・エゼの成績まとめ

エベレチ・エゼは、2025-26シーズンのプレミアリーグで33試合7得点2アシスト、アーセナルの全公式戦では52試合10得点5アシストを記録しました。プレミアリーグ通算では179試合41得点25アシストに到達しています。

 

クリスタル・パレスでは全公式戦169試合40得点28アシストを残し、2025年のFAカップ決勝では優勝を決める得点を挙げました。アーセナル移籍後はトッテナム戦のハットトリックやチャンピオンズリーグ初得点など、重要な場面で印象的な結果を出しています。

 

2026年7月3日時点のイングランド代表成績は20試合3得点です。エゼの実力を判断する際は、得点とアシストだけでなく、ドリブルによる前進、チャンスメーク、複数ポジションへの対応力も含めて確認すると、選手としての特徴がよりわかりやすくなります。