
モハメド・サラーは、得点力とアシスト能力を高い水準で兼ね備えたエジプト代表のアタッカーです。リバプールでは9シーズンにわたって主力を務め、クラブ歴代3位となる通算257得点を記録しました。この記事では、2025-26シーズンまでの成績、プレミアリーグで樹立した記録、代表での実績を初心者にもわかりやすく紹介します。
モハメド・サラーの成績を見るときは、クラブの全公式戦、プレミアリーグだけの数字、エジプト代表での数字を分けることが大切です。集計範囲によって試合数や得点数が異なるため、どの大会を対象にしているか確認しましょう。
リバプールでの最終シーズンとなった2025-26シーズンは、全公式戦で41試合12得点10アシストを記録しました。得点とアシストを合計したゴール関与数は22で、出場1試合当たりでは約0.54回となります。
プレミアリーグに限ると27試合7得点7アシストでした。過去のシーズンに比べると数字は低下しましたが、出場機会が減ったなかでも得点とチャンスメークの両方で貢献し、9年間にわたるリバプールでのキャリアを終えました。
サラーは2017年にローマからリバプールへ加入し、2026年までに全公式戦で442試合257得点を記録しました。アシストは119で、得点とアシストを合わせると376回のゴールに直接関与した計算です。
1試合当たりの得点数は約0.58で、ゴール関与数は約0.85です。ウイングを主戦場とする選手でありながら、ほぼ2試合に1得点を上回るペースを9年間維持した点に、サラーの安定した決定力が表れています。
チェルシー時代を含むプレミアリーグ通算成績は、2025-26シーズン終了時点で328試合193得点94アシストです。このうちリバプールでは315試合に出場し、191得点を挙げました。
得点とアシストを合計したプレミアリーグ通算ゴール関与数は287です。得点だけでなくラストパスでも多くのゴールを生み出しており、純粋なストライカーとは異なる総合的な攻撃力を持っていたことがわかります。
2026年7月3日のオーストラリア戦前時点で、サラーはワールドカップのグループステージで1得点2アシストを記録しています。エジプトを同国史上初となるワールドカップ決勝トーナメント進出へ導きました。
代表通算得点は68となり、エジプト代表歴代最多の69得点にあと1点まで迫っています。イラン戦で太もも裏を痛めて途中交代しましたが、その後は部分的にトレーニングへ復帰しました。代表でも得点記録の更新が期待されています。
リバプール加入後の全公式戦成績をシーズン別に並べると、初年度から長期間にわたって高い数字を残してきたことがわかります。得点数だけでなく、アシスト数も含めて確認することが重要です。
| シーズン | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| 2017-18 | 52 | 44 | 14 |
| 2018-19 | 52 | 27 | 10 |
| 2019-20 | 48 | 23 | 12 |
| 2020-21 | 51 | 31 | 6 |
| 2021-22 | 51 | 31 | 15 |
| 2022-23 | 51 | 30 | 16 |
| 2023-24 | 44 | 25 | 13 |
| 2024-25 | 52 | 34 | 23 |
| 2025-26 | 41 | 12 | 10 |
サラーが最も多くの得点を挙げたのは、リバプール加入初年度の2017-18シーズンです。全公式戦52試合で44得点14アシストを記録し、加入直後からチームの中心選手となりました。
プレミアリーグでは36試合32得点を挙げ、当時の38試合制における1シーズン最多得点記録を更新しました。新しいクラブやリーグへの適応期間をほとんど必要とせず、右サイドから中央へ入る動きで得点を量産しています。
サラーはリバプールで過ごした9シーズンすべてにおいて、全公式戦で10得点以上を記録しました。2020-21、2021-22、2022-23シーズンには、3季連続で30得点以上を達成しています。
対戦相手から徹底的に警戒される立場になっても、毎年得点を積み重ねた点が特徴です。相手の守備方法やチームの戦術が変わるなかでも、裏への飛び出し、カウンター、中央での連係など複数の形から得点しました。
2024-25シーズンは、全公式戦52試合で34得点23アシストを記録しました。ゴール関与数は57に達し、1試合当たり約1.10回の割合で得点またはアシストに関わったことになります。
プレミアリーグでは29得点18アシストを挙げ、38試合制のシーズンとして最多となる47ゴール関与を達成しました。得点王、アシスト王、リーグ最優秀選手を同じシーズンに獲得した歴史的な成績です。
最終シーズンは41試合12得点となり、前年の34得点から大きく数字を落としました。出場試合数の減少に加え、先発を外れる試合や途中出場も増えたため、単純に得点数だけを比較するのは適切ではありません。
それでも10アシストを記録しており、得点以外の役割では一定の結果を残しました。サラーの成績を評価するときは、出場時間、先発回数、チーム内で任された役割まで含めて考える必要があります。
サラーはプレミアリーグ史に残る得点記録を複数樹立しています。単年度の爆発力だけでなく、長期間にわたって得点とアシストを積み重ねたことで、歴代上位の数字へ到達しました。
プレミアリーグ通算193得点は、2025-26シーズン終了時点で歴代4位に当たります。アラン・シアラー、ハリー・ケイン、ウェイン・ルーニーに次ぐ数字で、海外出身選手としては歴代最多です。
サラーはチェルシーで2得点、リバプールで191得点を挙げました。リバプールでの191得点は同クラブのプレミアリーグ最多記録であり、ロビー・ファウラーが保持していた記録を大きく更新しています。
サラーはプレミアリーグ得点王に当たるゴールデンブーツを4回獲得しました。2017-18シーズンに32得点、2018-19シーズンに22得点、2021-22シーズンに23得点、2024-25シーズンに29得点を記録しています。
2018-19シーズンはサディオ・マネ、ピエール=エメリク・オーバメヤンと、2021-22シーズンはソン・フンミンと受賞を分け合いました。異なる4シーズンで得点王になった事実は、短期間だけの活躍ではないことを示しています。
サラーは得点だけでなく、シーズン最多アシスト選手に贈られるプレーメーカー賞も2回受賞しています。2021-22シーズンは13アシスト、2024-25シーズンは18アシストを記録しました。
2021-22シーズンには23得点13アシストで、得点王とアシスト王を同時に獲得しました。2024-25シーズンにも同じ二冠を達成しており、フィニッシャーとチャンスメーク役を同時に担える希少な選手です。
2024-25シーズンに記録した29得点18アシスト、合計47ゴール関与は、38試合制のプレミアリーグでは歴代最多です。42試合制だった時代のアラン・シアラーとアンディ・コールの記録にも並びました。
38試合という限られた日程のなかで47得点に直接関与したため、1試合平均では約1.24回となります。ゴール関与の数字だけを見ると、ほぼ毎試合得点かアシストを記録した計算です。
サラーのリバプールでの価値は、個人の得点数だけでは判断できません。国内リーグや欧州大会でタイトルを獲得し、クラブが再び世界のトップレベルへ戻る過程で中心的な役割を担いました。
リバプールでの通算257得点は、イアン・ラッシュの346得点、ロジャー・ハントの285得点に次ぐクラブ歴代3位です。140年以上の歴史を持つクラブで、加入から9年間でこの順位へ入ったことは大きな実績です。
サラーはセンターフォワードだけでなく、主に右ウイングとして出場していました。サイドからスタートする選手が250得点を超えた点は特筆すべきであり、リバプール史上最高クラスのアタッカーと評価される理由になっています。
リバプール所属時のプレミアリーグ成績は315試合191得点94アシストです。191得点はクラブ最多であり、94アシストもリバプールの選手としてプレミアリーグ最多の数字となりました。
得点とアシストを合わせると、リバプールだけで285ゴールに関与しています。自分でシュートを決めるだけでなく、相手選手を引きつけて味方へパスを送る役割でも、長期間にわたって結果を残しました。
サラーはリバプールでプレミアリーグを2回、UEFAチャンピオンズリーグを1回制覇しました。さらにFIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップ、FAカップをそれぞれ1回獲得しています。
リーグカップでは2回優勝しており、主要タイトルの合計は8個です。2019-20シーズンにはクラブにとって30年ぶりとなるイングランド1部リーグ優勝へ貢献し、2024-25シーズンには2度目のリーグ制覇を果たしました。
サラーの数字が優れている理由は、得点数の多さだけではありません。得点方法の幅、アシスト能力、長期間にわたる安定性を合わせて考えると、プレミアリーグを代表する選手としての価値が見えてきます。
サラーの基本ポジションは右ウイングですが、攻撃時には中央へ入り、左足でシュートを狙います。タッチライン付近でボールを受けるだけでなく、センターフォワードのようにゴール前へ走り込む動きが特徴です。
相手ディフェンダーの背後へ抜ける速さに加え、狭いスペースでもシュートコースを作れます。カウンター、セットされた守備に対する攻撃、ペナルティーキックなど、さまざまな状況から得点できるため、高い得点数を維持できました。
リバプールでの通算119アシストは、サラーが得点だけを狙う選手ではなかったことを示しています。相手の守備がサラーへ集中すると、空いたスペースにいる味方へパスを送り、得点機会を作りました。
2024-25シーズンには自己最多の23アシストを記録し、32歳を迎えてからチャンスメーク能力をさらに高めました。年齢やチーム状況に合わせ、得点中心の役割からパスを生かす役割へ対応できた点も強みです。
サラーはリバプール加入後、8シーズン連続で全公式戦23得点以上を記録しました。最終シーズンを含めても、9シーズンすべてで2桁得点を達成しています。
毎年のように国内リーグ、国内カップ、欧州大会へ出場しながら結果を残すには、技術だけでなく体調管理も欠かせません。長期離脱が比較的少なく、多くの試合に出場し続けたことが、442試合257得点という通算成績につながりました。
モハメド・サラーはリバプールで442試合257得点119アシストを記録し、クラブ歴代3位の得点数を残しました。プレミアリーグではチェルシー時代を含めて328試合193得点94アシストを記録し、通算得点ランキング歴代4位に入っています。
特に2024-25シーズンの29得点18アシストは、38試合制における最多の47ゴール関与です。得点王4回、アシスト王2回という個人実績に加え、リバプールではリーグ優勝2回やチャンピオンズリーグ制覇も経験しました。
2026年7月時点ではリバプールを退団し、新たな所属先は正式発表されていません。一方、エジプト代表では通算68得点を挙げ、同国歴代最多記録まであと1点です。クラブと代表の両方で残した数字からも、サラーが世界を代表する攻撃選手であることがわかります。