
ブライアン ムベウモの成績を調べると、ブレントフォードで記録したプレミアリーグ20得点や、マンチェスター・ユナイテッド移籍後の数字が注目されます。ムベウモは得点だけでなく、アシスト、チャンスメイク、守備への貢献でも評価される左利きのアタッカーです。この記事では、2025-26シーズン終了時点の成績を中心に、シーズン別の記録、これまでの成長、カメルーン代表での実績をわかりやすく紹介します。
ブライアン・ムベウモは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するカメルーン代表のフォワードです。右サイドを主戦場としながら、中央でもプレーできる攻撃力の高い選手として知られています。
ムベウモはマンチェスター・ユナイテッド加入初年度となった2025-26シーズンに、プレミアリーグで33試合に出場し、11得点3アシストを記録しました。先発出場は31試合で、出場時間は約2,600分です。新しいクラブや戦術に適応しながら二桁得点を達成したため、移籍初年度としては一定の成果を残したと評価できます。
公式戦全体では12得点を挙げ、ベンヤミン・シェシュコと並んでマンチェスター・ユナイテッドのシーズン最多得点者になりました。ブレントフォード時代の20得点には届かなかったものの、得点源の一人として存在感を示しています。
2025-26シーズン終了時点で、ムベウモのプレミアリーグ通算成績は169試合53得点31アシストです。単純計算では約3.2試合に1得点、得点とアシストを合わせると約2試合に1回の割合でゴールに直接関与しています。
プレミアリーグ昇格直後はチャンスを決め切れない試合もありましたが、経験を重ねるにつれてシュート精度が向上しました。特に2024-25シーズンの20得点によって通算得点を大きく伸ばし、リーグを代表する右サイドアタッカーの一人として認知されるようになっています。
ムベウモは1999年8月7日生まれで、フランスで育ちました。フランスの年代別代表でプレーした経験を持ちますが、父親のルーツを持つカメルーンの代表を選択しています。利き足は左足で、身長は約170センチとされています。
主なポジションは右ウイングです。右サイドから中央へ入り、得意の左足でシュートを狙う形を得意とします。センターフォワード、セカンドトップ、攻撃的ミッドフィールダーにも対応でき、前線の複数ポジションをこなせる点も特徴です。
2025-26シーズン終了時点の主な数字
プレミアリーグは33試合11得点3アシスト、公式戦全体では12得点です。プレミアリーグ通算では169試合53得点31アシストを記録しています。
ムベウモの成績は、プレミアリーグ昇格後に段階的に向上しています。出場試合数、得点、アシストを並べると、得点力を伸ばしてきた過程が明確にわかります。
以下は、プレミアリーグにおけるシーズン別の成績です。アシスト数は大会公式の集計方法を基準としており、データ提供会社やクラブ独自の判定では数字が異なる場合があります。
| シーズン | 所属クラブ | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|---|
| 2021-22 | ブレントフォード | 35 | 4 | 7 |
| 2022-23 | ブレントフォード | 38 | 9 | 8 |
| 2023-24 | ブレントフォード | 25 | 9 | 6 |
| 2024-25 | ブレントフォード | 38 | 20 | 7 |
| 2025-26 | マンチェスター・ユナイテッド | 33 | 11 | 3 |
| 通算 | 2クラブ | 169 | 53 | 31 |
最大の飛躍を遂げたのは、38試合で20得点を挙げた2024-25シーズンです。一方、2025-26シーズンは移籍による環境の変化や役割の違いがありながら、11得点を記録しました。
ブレントフォードがプレミアリーグへ初昇格した2021-22シーズン、ムベウモは35試合で4得点7アシストを記録しました。素早い抜け出しで数多くの決定機を作った一方、シュートがポストやクロスバーに当たる場面が多く、数字以上に惜しい場面が目立ったシーズンです。
リーグ最多タイとなる7回の枠直撃を記録したことからも、チャンスへ入る能力はすでに高かったとわかります。得点数だけを見ると物足りませんが、相手守備を広げる動きやイヴァン・トニーとの連係によって、チームの攻撃に大きく貢献していました。
2022-23シーズンは全38試合に出場し、9得点8アシストを記録しました。前年から得点数を5点増やし、ゴールを決める選手としての評価を高めています。右サイドからの突破に加え、中央へ移動してラストパスを送る場面も増えました。
2023-24シーズンは負傷による長期離脱があり、出場は25試合にとどまりました。それでも9得点6アシストを挙げ、限られた出場機会で高い生産性を維持しています。シーズン終盤には先発へ復帰し、残留を目指すチームの攻撃を支えました。
ムベウモは2019年にフランスのトロワからブレントフォードへ加入しました。チャンピオンシップからプレミアリーグまで経験し、約6年間でクラブの中心選手へ成長しています。
ブレントフォード加入初年度の2019-20シーズンには、オリー・ワトキンス、サイード・ベンラーマと強力な攻撃陣を形成しました。リーグ戦で二桁得点を記録し、イングランドでの最初のシーズンからスピードと左足のシュートを発揮しています。
チームは昇格プレーオフ決勝で敗れたものの、ムベウモは若手ながら主力として定着しました。翌2020-21シーズンにはアシスト面での貢献も増え、昇格プレーオフを勝ち抜いてプレミアリーグ昇格を達成しています。
ブレントフォードでの最高成績は、2024-25シーズンに記録した38試合20得点7アシストです。プレミアリーグ得点ランキングではモハメド・サラー、アレクサンデル・イサク、アーリング・ハーランドに続く上位に入りました。
20得点は、ブレントフォードの選手がプレミアリーグの1シーズンで記録した数字として当時のクラブ最多タイです。5本のペナルティーキックを成功させただけでなく、流れの中でも15得点を挙げており、セットプレーだけに依存した記録ではありません。
2024-25シーズンのムベウモは、得点期待値を大幅に上回る決定力を見せました。得点期待値とは、シュート位置や状況から得点になる確率を数値化した指標です。約13点分のチャンスから20得点を記録し、予測値を6点以上上回りました。
シュート決定率も約23%と高く、難しい角度やペナルティーエリア外からも得点しています。ただし、得点期待値を大きく上回る決定力が毎年続くとは限りません。20得点という結果は能力の高さを示す一方、非常に好調なシーズンだった点も考慮する必要があります。
ムベウモは2025年7月にブレントフォードからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍しました。契約は2030年までとされ、クラブの攻撃を再構築するための主要選手として迎えられています。
マンチェスター・ユナイテッドでの初年度は、プレミアリーグ11得点を含む公式戦12得点で終了しました。クラブ内ではシェシュコと並ぶ最多得点であり、加入直後から主要な得点源となっています。背番号は19番です。
2024-25シーズンの20得点から数字は減りましたが、ブレントフォード時代とはボールの受け方や周囲の選手との関係が異なります。移籍初年度に二桁得点へ到達した点は評価できる一方、3アシストにとどまった創造面には改善の余地があります。
2025-26シーズンのムベウモは、マンチェスター・ユナイテッドの月間最優秀選手に複数回選ばれました。2025年10月にはリーグ戦で印象的な活躍を見せ、自身初となるプレミアリーグ月間最優秀選手賞も受賞しています。
リヴァプール戦で先制点を挙げるなど、注目度の高い試合で結果を残したことも特徴です。シーズン最終節のブライトン戦でも得点し、最終的にプレミアリーグ11得点へ到達しました。大きな試合でも積極性を失わない点は、上位を目指すクラブにとって重要です。
ブレントフォードでは攻撃の中心として、カウンター時に広いスペースを使える場面が多くありました。一方、マンチェスター・ユナイテッドでは相手が守備を固める試合も多く、狭い場所での連係や判断が求められます。その違いが得点数やアシスト数にも影響しています。
また、ブレントフォードではペナルティーキックの担当者でしたが、移籍後はブルーノ・フェルナンデスなど別の有力なキッカーがいます。2024-25シーズンの20得点にはPKによる5得点が含まれていたため、役割の変化を考えずに得点数だけを比較するのは適切ではありません。
2025-26シーズンの11得点は前年より9点少ないものの、PKを担当しない環境や新しい戦術への適応を踏まえて評価する必要があります。
ムベウモはクラブだけでなく、カメルーン代表でも攻撃の中心を担っています。得点力に加えて、走力、守備への貢献、複数ポジションへの対応力を持つ選手です。
ムベウモはフランスのU-17、U-20、U-21代表などでプレーした後、2022年にカメルーン代表を選択しました。同年に開催されたFIFAワールドカップ・カタール大会にも出場し、世界大会を経験しています。
2026年初めまでの国際Aマッチでは30試合以上に出場し、7得点を記録しています。クラブと比べると得点ペースは高くありませんが、右サイドからの突破やセットプレーのキック、前線からの守備で代表チームに貢献しています。
ムベウモの代表的な形は、右サイドでボールを受けてから中央へ進み、左足でシュートを打つプレーです。タッチライン際に立ち続けるだけではなく、相手サイドバックとセンターバックの間へ走り込むため、ゴールに近い位置でボールを受けられます。
ボールを持っていない場面の動きも優れており、味方が前を向いた瞬間に相手守備の背後を狙います。速さだけで突破するのではなく、走り出す方向やタイミングを変えることでマークを外している点が強みです。
2024-25シーズンには、アシスト期待値がプレミアリーグでもトップクラスとなり、決定機を作った回数でも上位に入りました。実際のアシストは7でしたが、味方のシュートが決まっていれば、さらに多くのアシストを記録していた可能性があります。
前線から相手へ圧力をかける守備、ボールを奪われた直後の切り替え、長い距離を繰り返し走れる運動量も評価されています。ムベウモは得点だけで価値が決まる選手ではなく、攻撃と守備の両面でチームを動かせるアタッカーです。
ブライアン・ムベウモは、2025-26シーズンにマンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグ33試合11得点3アシスト、公式戦全体で12得点を記録しました。プレミアリーグ通算では169試合53得点31アシストとなっています。
最大の実績は、ブレントフォードで残した2024-25シーズンの20得点7アシストです。高い決定力だけでなく、チャンスメイク、背後への動き、前線からの守備でも貢献し、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍につなげました。
移籍初年度は得点数が前年から減ったものの、新しい環境で二桁得点を達成し、クラブの公式戦最多得点者に並びました。今後はブレントフォード時代の決定力を再現しながら、アシストや連係面の数字を伸ばせるかが注目されます。