リアム デラップの成績は?最新シーズンとクラブ別ゴール数を解説

リアム・デラップは、力強いドリブルと相手センターバックに負けないフィジカルを持つイングランド人ストライカーです。イプスウィッチでプレミアリーグ12得点を記録して注目を集め、2025年にチェルシーへ加入しました。一方、チェルシーでの初年度は負傷や出場停止の影響もあり、得点数だけを見ると期待を下回っています。この記事では、2026年7月時点で確認できる最新成績、クラブ別の出場数とゴール数、数字が伸びなかった理由、今後期待される成長についてわかりやすく解説します。

 

リアム・デラップの成績を最新シーズンまで確認

リアム・デラップの成績を確認するときは、プレミアリーグだけの数字と、カップ戦を含めた全公式戦の数字を分ける必要があります。また、2025年夏のFIFAクラブワールドカップは、2025-26シーズンの集計とは別に扱われています。

 

2025-26シーズンは41試合2得点3アシスト

チェルシーで迎えた2025-26シーズン、デラップは全公式戦で41試合に出場し、2得点3アシストを記録しました。先発出場は16試合、プレー時間は1811分です。出場数は多いものの、途中出場も多かったため、毎試合長い時間プレーしていたわけではありません。

 

得点の内訳は、プレミアリーグで1得点、UEFAチャンピオンズリーグで1得点です。チャンピオンズリーグではバルセロナ戦でゴールを挙げ、プレミアリーグではフラム戦でチェルシー加入後初となるリーグ得点を記録しました。

 

2025-26シーズンの主な数字は、全公式戦41試合、16先発、1811分、2得点、3アシストです。
プレミアリーグに限ると28試合1得点0アシストでした。

2025年クラブワールドカップでは6試合1得点

デラップは2025年6月にチェルシーへ移籍し、その直後にアメリカで行われたFIFAクラブワールドカップへ出場しました。大会ではチェルシーが戦った7試合のうち6試合に出場し、1得点1アシストを記録しています。

 

チェルシーデビューとなったロサンゼルスFC戦では、途中出場からエンソ・フェルナンデスの得点をアシストしました。グループステージのエスペランス戦では、反転から右足でゴールを決めています。決勝にも途中出場し、チェルシーの世界一に貢献しました。

 

クラブワールドカップの6試合1得点1アシストは、2025-26シーズンの41試合2得点3アシストには含まれていません。チェルシー加入後の数字を見る場合は、この大会を別枠で加える必要があります。

 

プレミアリーグ通算は67試合13得点

2025-26シーズン終了時点におけるデラップのプレミアリーグ通算成績は、67試合13得点2アシストです。マンチェスター・シティで2試合、イプスウィッチで37試合、チェルシーで28試合に出場しています。

 

13得点のうち12得点はイプスウィッチ時代に記録したものです。チェルシーでは28試合で1得点にとどまったため、プレミアリーグ通算の得点率も低下しました。ただし、負傷離脱や短時間の途中出場が多かった点は考慮する必要があります。

 

直近シーズンと過去の成績を比較

デラップは、ハル・シティとイプスウィッチで得点数を伸ばした後、チェルシーで成績を落としています。所属クラブや大会によって出場条件が異なるため単純比較はできませんが、キャリアの流れを把握するには次の数字が参考になります。

 

時期 所属クラブ 公式戦出場 得点 主な内容
2020-22 マンチェスター・シティ 6 1 トップチームデビュー
2022-23 ストーク 23 3 期限付き移籍
2022-23 プレストン 15 1 シーズン後半に加入
2023-24 ハル・シティ 32 8 主力として成長
2024-25 イプスウィッチ 40 12 リーグ戦37試合12得点
2025年 チェルシー 6 1 クラブワールドカップ
2025-26 チェルシー 41 2 負傷や出場停止あり

リアム・デラップのクラブ別成績とキャリア

デラップはマンチェスター・シティの育成組織で高い得点力を示した後、複数のチャンピオンシップクラブへの期限付き移籍を経験しました。出場機会を得るにつれて成績を伸ばし、イプスウィッチでプレミアリーグの主力ストライカーへ成長しています。

 

マンチェスター・シティの下部組織で24得点

デラップはダービー・カウンティの育成組織を経て、2019年にマンチェスター・シティへ加入しました。2020-21シーズンには、育成年代のリーグであるプレミアリーグ2で20試合24得点という優れた成績を残しています。

 

トップチームでは2020年9月のリーグカップ、ボーンマス戦で公式戦デビューを果たし、その試合でいきなり得点しました。ただし、当時のマンチェスター・シティには世界的な選手がそろっており、継続的な出場機会を得ることはできませんでした。

 

トップチームでの成績は全公式戦6試合1得点です。育成年代では圧倒的な得点力を示したものの、プレミアリーグの優勝を争うチームで先発をつかむには、より多くの実戦経験が必要な段階でした。

 

ストークとプレストンでは合計38試合4得点

2022-23シーズン前半はストーク・シティへ期限付き移籍し、公式戦23試合で3得点を記録しました。シーズン途中に期限付き移籍が終了すると、後半戦はプレストン・ノースエンドでプレーし、15試合1得点という成績でした。

 

両クラブを合わせると38試合4得点であり、ストライカーとしては目立つ数字ではありません。ただし、当時は10代から20歳になったばかりで、身体的な接触が激しいチャンピオンシップへの適応期間でもありました。

 

得点数以上に、相手ディフェンダーを背負うプレーや、前線から守備を行う経験を積んだ時期です。複数のクラブで異なる戦術に触れたことが、その後のハル・シティとイプスウィッチでの成長につながりました。

 

ハル・シティで32試合8得点

2023-24シーズンはハル・シティへ期限付き移籍し、公式戦32試合8得点を記録しました。チャンピオンシップのリーグ戦では31試合に出場し、主力ストライカーとしてチームの攻撃を支えています。

 

ハルでは中央でボールを受けるだけでなく、サイドへ流れてボールを運ぶ役割も担いました。強いフィジカルを生かした直線的なドリブルや、相手を背負って味方の攻め上がりを待つプレーが評価されています。

 

シーズン中には負傷による離脱もありましたが、それまでの期限付き移籍より得点数を大きく伸ばしました。シーズン終了後にはマンチェスター・シティを離れ、完全移籍でプレミアリーグへ挑戦する機会を得ています。

 

イプスウィッチで40試合12得点

デラップは2024年7月、昇格直後のイプスウィッチ・タウンへ完全移籍しました。2024-25シーズンは全公式戦40試合12得点、プレミアリーグでは37試合12得点2アシストを記録しています。

 

チームはリーグ19位となり、1シーズンでチャンピオンシップへ降格しました。それでもデラップは、ボールを支配する時間が限られたチームで2桁得点を達成しています。強豪クラブとの試合でも個人で好機を作れる点が高く評価されました。

 

特にチェルシー戦では、得点とアシストを記録して勝利に貢献しました。このシーズンの活躍によってPFA年間最優秀若手選手の候補にも選ばれ、複数のプレミアリーグクラブから関心を集めました。

 

イプスウィッチ時代の12得点が高く評価された理由

デラップのキャリアで最も高く評価されているのが、2024-25シーズンに記録したプレミアリーグ12得点です。数字だけでなく、昇格クラブの攻撃を支えながら結果を残した点に大きな価値があります。

 

37試合で12得点を記録した安定感

デラップはプレミアリーグ37試合に出場し、約3試合に1得点のペースでゴールを挙げました。リーグ戦のほぼ全試合に出場しており、初めて本格的にプレミアリーグを戦ったシーズンとしては高い継続性を示しています。

 

ペナルティーエリア内で味方のパスを待つだけでなく、低い位置まで下がってボールを受け、自分で前方へ運ぶ場面も少なくありませんでした。攻撃機会の多い上位クラブのストライカーとは異なり、少ない好機を得点へ結びつける力が求められていました。

 

得点数はリーグ得点王を争う水準ではないものの、22歳の選手が昇格クラブで残した数字としては十分に評価できます。チェルシーが獲得を決断した背景にも、このプレミアリーグでの実績がありました。

 

降格クラブでチーム最多得点を記録

イプスウィッチはリーグ戦38試合で勝ち点を十分に積み上げられず、最終的に降格しました。ボール保持率やシュート数で相手を下回る試合も多く、ストライカーに安定して決定機が届く環境ではありませんでした。

 

その状況で12得点を記録したことは、デラップが個人の強さでシュート機会を作れたことを示しています。相手センターバックと競り合いながらボールを収め、反転してゴールへ向かう形は、イプスウィッチの重要な攻撃手段でした。

 

チームのリーグ総得点に占める割合も大きく、デラップが不在、または相手に抑え込まれた試合では攻撃力が大きく低下しました。単なる得点者ではなく、前線の基準点としても欠かせない存在だったといえます。

 

若手選手賞候補に選ばれチェルシーへ移籍

イプスウィッチでの活躍により、デラップは2024-25シーズンのPFA年間最優秀若手選手候補に選出されました。PFAの賞はプロ選手の投票を基に決まるため、実際に対戦した選手からも能力を評価されていたことがわかります。

 

2025年6月にはチェルシーへの移籍が決まり、2031年までの長期契約を結びました。報道では移籍金は約3000万ポンドとされ、チェルシーは即戦力としてだけでなく、将来的な成長も見込んで獲得したと考えられます。

 

移籍直後のクラブワールドカップでは得点とアシストを記録し、順調なスタートを切りました。しかし、その後の2025-26シーズンは、複数の問題が重なってイプスウィッチ時代と同じような成績を残せませんでした。

 

チェルシーで得点成績が伸びなかった理由

2025-26シーズンの2得点だけを見ると、デラップの移籍は成功しなかったように見えます。ただし、開幕直後の負傷、復帰戦での退場、肩の負傷、先発争いなどが重なり、継続的に状態を上げにくいシーズンでした。

 

開幕3試合目でハムストリングを負傷

デラップはプレミアリーグ開幕から3試合に出場しましたが、2025年8月30日のフラム戦でハムストリングを負傷しました。ハムストリングとは太ももの裏側にある筋肉群で、走る動作が多い選手ほど再発に注意が必要な部位です。

 

当初は10週間から12週間程度の離脱も予想されました。その後は回復が進み、10月下旬にチーム練習へ復帰していますが、約2カ月にわたって公式戦から離れたため、開幕時に築きかけていたリズムを失いました。

 

ストライカーは味方との動き方やパスが届くタイミングを試合の中で合わせる必要があります。新しいクラブへ加入した直後の長期離脱だったことは、戦術への適応や周囲との連係にも影響したと考えられます。

 

復帰戦で退場して出場停止

デラップは2025年10月のリーグカップ、ウォルバーハンプトン戦で負傷から復帰しました。しかし、途中出場後に短時間で2枚のイエローカードを受け、退場となっています。

 

1枚目の警告を受けた後も相手選手との激しい競り合いを続け、約7分後に2枚目の警告を受けました。復帰直後に出場停止となったことで、再び試合から離れなければならず、コンディションを高める機会を失っています。

 

デラップの強みは相手ディフェンダーとの接触を恐れない激しさですが、同時に警告を受けやすい傾向もあります。フィジカルの強さを保ちながら、不要な反則を減らすことは今後の重要な課題です。

 

肩の負傷で再び離脱

ハムストリングから復帰した後、デラップはチャンピオンズリーグのバルセロナ戦で2025-26シーズン初得点を記録しました。大きな試合で結果を残し、調子を上げるきっかけになると期待されました。

 

ところが、2025年12月のボーンマス戦で肩を負傷し、途中交代しています。長期離脱には至らなかったものの、復帰から間もない時期に再び状態を整え直す必要が生じました。

 

年末に復帰した後はフラム戦でプレミアリーグ初得点を挙げ、FAカップのハル・シティ戦では1試合3アシストを記録しました。万全な状態で出場できれば、得点以外でも攻撃に貢献できることを示しています。

 

先発16試合で継続出場が難しかった

全公式戦41試合という数字だけを見ると、十分な出場機会があったように感じられます。しかし、先発は16試合に限られ、出場時間は1811分でした。途中出場では、残り時間が短く、得点機会を得られない試合もあります。

 

シーズン途中からはジョアン・ペドロがセンターフォワードとして好調を維持し、デラップの出場時間が限られました。チェルシーには複数の攻撃選手が所属しているため、イプスウィッチ時代のように毎試合先発することは簡単ではありません。

 

一方、ハル戦で3アシストを記録したように、デラップは味方を生かす役割でも結果を残しました。得点数は少なくても、相手を引きつける動きや前線での守備を含めて評価されていたことが、41試合という出場数に表れています。

 

成績からわかるリアム・デラップの特徴と今後

デラップを評価するときは、ゴール数だけでなく、フィジカル、ボールを運ぶ力、味方へのアシスト、守備への貢献も見る必要があります。今後は長所を維持しながら、決定力と安定性を高められるかが重要です。

 

フィジカルと前方への推進力が強み

デラップは身長約186センチの体格を持ち、相手センターバックと接触しながらプレーできます。ロングボールを収めるポストプレーだけでなく、ボールを持ったまま相手を押しのけ、前方へ運べる点が特徴です。

 

イプスウィッチでは、自陣に近い位置でパスを受けてから敵陣まで持ち上がる場面も見られました。相手の守備ラインが整う前に直接ゴールへ向かえるため、速攻を重視するチームでは特に力を発揮します。

 

一方、ボールを長く保持できるチェルシーでは、狭いペナルティーエリア内で素早く位置を変え、少ないタッチで仕留める能力も必要です。得意な形とチームが求める形を両立できれば、得点数の増加が期待できます。

 

3アシストを記録した味方を生かす力

2025-26シーズンに記録した3アシストは、すべてFAカップのハル・シティ戦で生まれました。1試合だけの数字ではありますが、強引にシュートを狙うだけでなく、状況に応じて味方へパスを選べることを示しています。

 

デラップが相手ディフェンダーを引きつけると、周囲の選手が空いたスペースへ走り込めます。そこで正確にボールを渡せれば、自身が得点しなくてもチームの得点機会を増やせます。

 

チェルシーにはサイドから中央へ入って得点を狙える選手が多いため、センターフォワードがアシスト役になる場面も重要です。ハル戦のようなプレーを継続できれば、得点数だけでは測れない価値が高まります。

 

決定力と冷静さの向上が必要

2025-26シーズンはプレミアリーグ28試合で1得点にとどまりました。先発数や負傷の影響はあるものの、チェルシーで定位置を獲得するには、与えられた決定機をより高い確率で得点へ結びつける必要があります。

 

また、相手選手との競り合いに集中しすぎると、不要な反則や警告につながります。ストライカーには激しさが必要ですが、チームの状況を見ながらプレーの強度を調整する冷静さも欠かせません。

 

得点力、負傷を防ぐコンディション管理、警告を減らす判断力の3点が改善されれば、イプスウィッチ時代以上の成績を残せる可能性があります。

 

2026-27シーズンは先発争いが重要

2026年7月時点では、2025-26シーズンが最新の完了したシーズンです。デラップはチェルシーと2031年まで契約しており、年齢的にも成長の余地が大きい選手です。

 

ただし、チェルシーの前線にはジョアン・ペドロをはじめ複数の選択肢があります。まずはプレシーズンやカップ戦で結果を出し、短時間の出場でも得点やアシストを記録することが先発獲得につながります。

 

イプスウィッチでは継続出場によって12得点を挙げたため、一定の出場時間を確保できるかどうかも成績を左右します。負傷なくシーズンを過ごし、20試合以上で先発できれば、得点数を大きく伸ばす可能性があります。

 

リアム・デラップの成績まとめ

リアム・デラップは、2024-25シーズンのイプスウィッチでプレミアリーグ37試合12得点2アシストを記録し、高い評価を受けました。降格したチームで2桁得点を達成した実績は、若手ストライカーとして十分に価値があります。

 

チェルシー移籍後は、2025年クラブワールドカップで6試合1得点1アシスト、2025-26シーズンは全公式戦41試合2得点3アシストでした。プレミアリーグ通算成績は、2025-26シーズン終了時点で67試合13得点2アシストです。

 

チェルシーで得点が伸びなかった背景には、ハムストリングと肩の負傷、復帰直後の退場、先発争いがあります。フィジカルと推進力は大きな強みであり、決定力や冷静さを高めて継続出場できれば、再び2桁得点を狙える選手です。