
リシャルリソンの成績を調べると、リーグ戦だけの数字とカップ戦を含む数字が混在しており、実際に何試合で何得点を記録したのか分かりにくいことがあります。この記事では、2026年7月時点で確認できる2025-26シーズンの結果を中心に、トッテナムでの年度別成績、プレミアリーグ通算記録、ブラジル代表での実績を整理します。出場時間やポジション、負傷の影響も踏まえ、数字からどのような選手なのかを分かりやすく紹介します。
2025-26シーズンのリシャルリソンは、トッテナムの前線で出場機会を増やし、プレミアリーグで2桁得点を記録しました。まずはリーグ戦と公式戦全体の数字を分けて確認しましょう。
リシャルリソンは2025-26シーズンのプレミアリーグで32試合に出場し、11得点4アシストを記録しました。出場時間は1,959分で、先発出場が20試合、途中出場が12試合です。全38試合のうち32試合に出ているため、過去2シーズンと比べても安定してメンバーに入ったシーズンといえます。
得点とアシストを合計したゴール関与数は15です。90分当たりでは約0.51得点、得点とアシストを合わせると約0.69回のゴール関与となります。フル出場だけでなく途中交代や途中出場も多いなかで、一定のペースで得点に関わりました。
プレミアリーグ以外では、UEFAチャンピオンズリーグに7試合出場して1得点1アシストを記録しました。さらにリーグカップ2試合、FAカップ1試合、UEFAスーパーカップ1試合に出場しています。
UEFAスーパーカップを含めて集計すると、2025-26シーズンの公式戦全体は43試合12得点5アシストです。得点数はトッテナム加入後の自己最多だった2023-24シーズンの12得点に並び、アシスト数を含めたゴール関与では上回りました。
| 大会 | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| プレミアリーグ | 32 | 11 | 4 |
| チャンピオンズリーグ | 7 | 1 | 1 |
| リーグカップ | 2 | 0 | 0 |
| FAカップ | 1 | 0 | 0 |
| UEFAスーパーカップ | 1 | 0 | 0 |
| 合計 | 43 | 12 | 5 |
2025-26シーズンは、プレミアリーグ開幕戦のバーンリー戦で2得点を挙げる好スタートとなりました。特に2点目のアクロバティックなシュートはクラブの月間ベストゴールにも選ばれ、開幕節のプレーヤー・オブ・ザ・マッチウィーク投票でも1位になっています。
その後もブライトン戦、マンチェスター・ユナイテッド戦、アーセナル戦などで得点を重ねました。シーズン終盤にはリヴァプール戦でプレミアリーグ通算100ゴール関与を達成し、チェルシー戦でリーグ戦11点目を記録しています。
数字を見るうえで注目したいのは、得点数だけでなく出場数が増えたことです。2024-25シーズンのリーグ戦出場は15試合、出場時間は499分にとどまりましたが、2025-26シーズンは32試合、1,959分まで伸びました。
11得点という結果は、継続してピッチに立てたことによって生まれた数字でもあります。1試合当たりの得点効率だけでなく、長いシーズンを通して戦力になった点が、前年度からの大きな変化です。
リシャルリソンは2022年夏にエヴァートンからトッテナムへ加入しました。加入直後はリーグ戦で得点が伸びませんでしたが、センターフォワードで起用される機会が増えると得点力を発揮しています。
加入初年度の2022-23シーズンは、公式戦35試合で3得点3アシストでした。プレミアリーグでは27試合に出場しましたが、得点は最終節のリーズ戦で挙げた1点のみです。リーグ戦では先発が12試合にとどまり、途中出場が15試合を占めました。
一方、UEFAチャンピオンズリーグではマルセイユ戦でヘディングから2得点を記録しています。得点数だけを見ると低調ですが、ハリー・ケインやソン・フンミンらとの競争があり、中央だけでなく左右のウイングでも起用されたシーズンでした。
2023-24シーズンは、公式戦31試合で12得点4アシストを記録しました。プレミアリーグでは28試合11得点4アシストとなり、トッテナム加入後初めてリーグ戦で2桁得点に到達しています。
このシーズンはリーグ戦1,493分で11得点を挙げており、90分当たりの得点は約0.66です。2025-26シーズンの約0.51得点よりも高く、出場時間に対する得点効率ではトッテナム加入後でも特に優れたシーズンでした。
2024-25シーズンは、プレミアリーグ15試合で4得点1アシスト、ヨーロッパリーグ7試合で1得点1アシストを記録しました。リーグカップの2試合を加えると、公式戦全体では24試合5得点2アシストです。
リーグ戦の出場時間は499分にすぎず、15試合のうち先発は4試合でした。それでも90分当たりでは比較的高い頻度で得点に関わっており、試合に出た際の決定力よりも、負傷によって継続的に起用できなかったことが課題となりました。
トッテナムでのリーグ戦成績を並べると、2022-23シーズンの1得点から、2023-24シーズンには11得点へ大きく伸びています。翌シーズンは出場時間が減りましたが、2025-26シーズンには再び11得点を記録しました。
| シーズン | リーグ出場 | 得点 | アシスト | 出場時間 |
|---|---|---|---|---|
| 2022-23 | 27 | 1 | 3 | 1,006分 |
| 2023-24 | 28 | 11 | 4 | 1,493分 |
| 2024-25 | 15 | 4 | 1 | 499分 |
| 2025-26 | 32 | 11 | 4 | 1,959分 |
4シーズンの合計は、プレミアリーグ102試合27得点12アシストです。2023-24シーズンは効率が高く、2025-26シーズンは出場数と総得点の両方を確保したシーズンと整理できます。
リシャルリソンはワトフォード、エヴァートン、トッテナムの3クラブでプレミアリーグに出場しています。2017年のイングランド上陸から積み重ねた通算記録を見ると、長期間にわたって得点を残してきたことが分かります。
2025-26シーズン終了時点のプレミアリーグ通算成績は、275試合75得点28アシストです。得点とアシストを合計すると103回のゴール関与となり、2026年3月のリヴァプール戦で節目となる100回を突破しました。
通算では約3.67試合に1得点、1試合当たり約0.27得点です。ただし、リシャルリソンはキャリアを通してセンターフォワードだけでなく左右のウイングでもプレーしてきたため、純粋な中央のストライカーと単純比較する際には起用位置も考慮する必要があります。
2017-18シーズンに加入したワトフォードでは、プレミアリーグ全38試合に出場し、5得点4アシストを記録しました。イングランドでの最初のシーズンから全試合に出場したことが評価され、わずか1年でエヴァートンへ移籍しています。
シーズン序盤に得点を重ねた一方、後半戦は得点が止まりました。それでも、20歳で異なる環境やプレースタイルに適応し、前線からの守備や縦への推進力を示したことが、その後のキャリアにつながりました。
エヴァートンには2018年から2022年まで在籍し、プレミアリーグ135試合で43得点12アシストを記録しました。2018-19シーズンと2019-20シーズンには、それぞれリーグ戦13得点を挙げています。
2021-22シーズンには30試合で10得点5アシストを記録し、残留争いのなかで重要な得点を重ねました。エヴァートン時代は4シーズンすべてでリーグ戦7得点以上を挙げており、クラブ別では出場数と得点数の両方が最多です。
プレミアリーグでのクラブ別成績は、ワトフォードが38試合5得点、エヴァートンが135試合43得点、トッテナムが102試合27得点です。トッテナムでは出場時間が短い試合も多いものの、2023-24と2025-26の2シーズンで11得点を記録しました。
| クラブ | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| ワトフォード | 38 | 5 | 4 |
| エヴァートン | 135 | 43 | 12 |
| トッテナム | 102 | 27 | 12 |
| 通算 | 275 | 75 | 28 |
75得点のうち、エヴァートンでの43得点が半数以上を占めています。一方、トッテナムでは中央でプレーしたシーズンの得点ペースが上がっており、起用方法によって数字が変化する選手です。
クラブでの成績に加えて、リシャルリソンはブラジル代表でも重要な試合で得点を記録しています。A代表だけでなく、年代別代表では東京オリンピックの金メダル獲得にも貢献しました。
リシャルリソンは2018年9月にブラジルA代表デビューを果たしました。2026年6月までに確認できる代表成績は、54試合20得点です。単純計算では約2.7試合に1得点となり、代表レベルでも高い得点率を残しています。
代表ではセンターフォワードとして起用されることが多く、ゴール前への飛び込みやヘディング、こぼれ球への反応を生かしてきました。クラブでは左右のポジションを担当することがありますが、代表では中央での得点力がより強く表れています。
2019年のコパ・アメリカではブラジル代表の優勝メンバーとなり、決勝のペルー戦では途中出場からPKを決めました。ブラジルが3対1で勝利し、2007年以来となる大会優勝を果たした試合です。
2021年大会でも代表メンバーに入り、ブラジルは準優勝となりました。南米の強豪国同士が対戦するコパ・アメリカで、優勝と準優勝の両方を経験していることは、代表経歴を評価するうえで重要な実績です。
2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会では、4試合に出場して3得点を記録しました。グループリーグ初戦のセルビア戦で2得点を挙げ、決勝トーナメント1回戦の韓国戦でも得点しています。
セルビア戦の2点目は、ボールを浮かせて体を回転させながら決めたシュートでした。このゴールは大会を代表する得点の一つとして注目され、FIFAプスカシュ賞の候補にも選ばれています。
延期によって2021年に開催された東京オリンピックでは、ブラジルU-24代表の一員として出場しました。大会では5得点を挙げて得点王となり、ブラジルの男子サッカー金メダル獲得に貢献しています。
オリンピックの試合数と得点はA代表の54試合20得点には含まれません。代表成績を確認する際は、A代表、オリンピック代表、年代別代表の記録が別に集計される点に注意しましょう。
リシャルリソンの数字は、出場試合数だけを見る場合と、出場時間や起用されたポジションまで見る場合で印象が変わります。成績を正しく理解するために確認したいポイントを整理します。
サッカーの出場記録には、先発で長時間プレーした試合も、終盤の数分だけ出た試合も1試合として加算されます。リシャルリソンは途中出場が多いシーズンがあるため、試合数だけで得点力を判断すると実態を捉えにくくなります。
たとえば2023-24シーズンはリーグ戦28試合11得点、2025-26シーズンは32試合11得点です。得点数は同じですが、出場時間はそれぞれ1,493分と1,959分であり、90分当たりの得点率は2023-24シーズンのほうが高くなります。
リシャルリソンは中央と左右の攻撃的ポジションでプレーできます。ウイングでは守備への戻りやボール運びも求められますが、センターフォワードではゴールに近い位置でプレーするため、シュートや得点の機会が増えます。
トッテナムで11得点を記録したシーズンは、中央で起用される試合が増えていました。相手ディフェンダーの背後へ走る動き、クロスへの飛び込み、ヘディングが主な得点パターンであり、ゴール前で仕事をさせる起用法と相性がよい選手です。
トッテナム加入後は、鼠径部や膝、ふくらはぎ、ハムストリングなどの問題によって離脱した時期があります。2023-24シーズンは好調な得点ペースを維持していましたが、終盤は膝の問題で先発機会が減りました。
2024-25シーズンもリーグ戦の出場時間が500分を下回っています。このため、評価する際は「出場したのに得点できなかった」のか、「負傷で出場時間そのものが少なかった」のかを分けて考える必要があります。
リシャルリソンの成績を見る際は、リーグ戦か全公式戦か、先発と途中出場の割合、出場時間、中央とサイドのどちらで起用されたかを確認すると実像をつかみやすくなります。
リシャルリソンは2025-26シーズン、プレミアリーグ32試合で11得点4アシストを記録しました。UEFAスーパーカップを含む公式戦全体では43試合12得点5アシストとなり、トッテナム加入後最多タイのシーズン得点数です。
プレミアリーグ通算では275試合75得点28アシスト、ブラジルA代表では54試合20得点を記録しています。エヴァートンでは135試合43得点、トッテナムでは102試合27得点と、イングランドで長期間にわたって結果を残してきました。
シーズンによって出場数に差があるため、得点数だけでなく出場時間や負傷の影響も確認することが大切です。健康な状態でセンターフォワードとして継続起用されたときは、プレミアリーグで2桁得点を期待できる実績を持つ選手と評価できます。