
フリアン・アルバレスの成績を調べると、アトレティコ・マドリードでの得点数だけでなく、マンチェスター・シティ時代やアルゼンチン代表での活躍も気になるところです。この記事では、2026年7月3日時点で確認できる情報を基に、最新シーズンの数字、クラブ別の記録、大会ごとの特徴を整理します。出場数やゴール数だけではわかりにくいプレースタイルも、初心者向けにわかりやすく紹介します。
フリアン・アルバレスは、2025-26シーズンもアトレティコ・マドリードの中心的なフォワードとしてプレーしました。国内リーグでは苦しい時期があった一方、UEFAチャンピオンズリーグでは高い得点力を示しており、大会によって成績の印象が大きく異なります。
2025-26シーズンのラ・リーガでは、アルバレスは29試合に出場して8ゴール4アシストを記録しました。先発出場は22試合で、途中出場が7試合です。出場時間は約1900分となっており、90分当たりの得点数は約0.38でした。
ストライカーとして8得点は一定の数字ですが、前シーズンのリーグ戦17得点と比べると大きく減少しています。シーズン途中にはリーグ戦で長期間ゴールから遠ざかった時期もあり、安定性という点では課題を残しました。ただし、前線からの守備やチャンスメイクにも関わるため、得点数だけで貢献度を判断するのは適切ではありません。
国内リーグとは対照的に、2025-26シーズンのチャンピオンズリーグでは15試合10ゴール4アシストという好成績を残しました。10得点は同大会の得点ランキングでも上位に入る数字であり、アトレティコの選手として1シーズンに記録した最多得点となりました。
準決勝のアーセナル戦では、チャンピオンズリーグ通算25得点目を記録しています。41試合での25得点到達は、アルゼンチン人選手として当時の最速記録でした。リオネル・メッシが42試合で到達していたため、欧州最高峰の大会で非常に速いペースで得点を重ねていることがわかります。
2025-26シーズンのアルバレスは、アトレティコの公式戦で合計20ゴールを記録しました。リーグ戦の8得点とチャンピオンズリーグの10得点に加え、国内カップ戦でも得点しています。チーム内ではアレクサンダー・セルロートと並ぶ公式戦最多得点者でした。
数字を見る際に注意したいのは、20得点の半分をチャンピオンズリーグで挙げている点です。国内リーグでは決定力を欠く試合があったものの、強豪が集まる国際大会では勝敗に直結するゴールを重ねました。大舞台で結果を出せることは、アルバレスの大きな評価ポイントです。
2025-26シーズンの主な成績は、ラ・リーガ29試合8ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグ15試合10ゴール4アシスト、公式戦通算20ゴールです。
アルバレスは2024年夏にマンチェスター・シティからアトレティコ・マドリードへ移籍しました。加入1年目から得点源となり、ディエゴ・シメオネ監督の戦術にも適応しましたが、2年目は国内リーグと欧州大会で対照的な成績を残しています。
アトレティコ加入初年度の2024-25シーズンは、ラ・リーガ37試合に出場し、17ゴール4アシストを記録しました。先発は30試合で、出場時間は約2500分です。新しい国やチームへの適応が必要な状況で、リーグ戦17得点は高く評価できる成績でした。
公式戦全体では29ゴールを挙げ、加入直後からチームの中心的な得点源になりました。ペナルティーエリア内での得点だけでなく、ミドルシュートやフリーキックでもゴールを記録しています。複数の得点パターンを持っているため、相手守備にとって対応しにくい選手です。
2シーズンのリーグ成績を比べると、出場数は37試合から29試合へ、得点数は17点から8点へ減少しました。一方、チャンピオンズリーグでは2024-25シーズンの7得点を上回り、2025-26シーズンには10得点を記録しています。
| シーズン | ラ・リーガ | リーグ得点 | CL得点 | 公式戦得点 |
|---|---|---|---|---|
| 2024-25 | 37試合 | 17 | 7 | 29 |
| 2025-26 | 29試合 | 8 | 10 | 20 |
この比較から、2年目は単純に能力が低下したというより、得点を挙げた大会が変化したと考えられます。リーグ戦での数字は落ちましたが、欧州大会では自己最高の成績を残しました。シーズンを評価する際は、すべての大会を分けて確認することが重要です。
2026年6月時点の集計では、アルバレスはアトレティコ加入後の公式戦で106試合に出場し、49ゴールを記録しています。単純計算では約2.2試合に1得点のペースです。守備の役割も多いシメオネ監督のチームで、この得点率を残している点は評価できます。
アトレティコではセンターフォワードだけでなく、2トップの一角やトップ下に近い位置でもプレーします。ゴール前だけに待機するタイプではないため、走行距離が多く、相手のパスコースを限定する守備にも参加します。数字以上に戦術面で求められる仕事が多い選手です。
アルバレスは母国アルゼンチンのリーベル・プレートで頭角を現し、2022年にマンチェスター・シティへ加入しました。所属したクラブによって役割は異なりますが、南米と欧州の両方で安定して得点を積み重ねています。
リーベル・プレートのトップチームでは、公式戦122試合に出場して54ゴールを記録しました。特に2021年のアルゼンチン国内リーグでは、21試合18得点という高い決定力を見せ、チームの優勝に大きく貢献しています。
この活躍により、2021年の南米年間最優秀選手に選ばれました。当時からゴール前での冷静さだけでなく、左右のスペースへ動く能力や、味方との細かなパス交換が評価されています。若手時代から単独で得点するだけのストライカーではありませんでした。
マンチェスター・シティでは、公式戦103試合で36ゴール19アシストを記録しました。プレミアリーグに限ると67試合20ゴール9アシストです。絶対的なセンターフォワードにはアーリング・ハーランドがいたため、途中出場や別のポジションで起用される試合も多くありました。
限られた出場時間でも得点やアシストを重ね、2022-23シーズンにはプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグの3冠を経験しました。ハーランドの控えにとどまらず、攻撃的ミッドフィルダーやサイドに近い位置でもプレーできる万能性を示しています。
シティでの最終シーズンとなった2023-24シーズンは、公式戦54試合に出場し、19ゴール13アシストを記録しました。チーム内で最も多くの試合に出場しており、ハーランドやケヴィン・デ・ブライネが欠場した際には、攻撃の中心として起用されました。
ゴールとアシストを合わせた得点関与数は32に達しています。ストライカーとして得点を狙いながら、味方にラストパスを供給できる点が特徴です。より継続的に重要な試合へ出場するため、2024年夏にアトレティコへの移籍を選択しました。
アルバレスはアルゼンチン代表でも、ワールドカップ優勝やコパ・アメリカ制覇を経験しています。代表ではラウタロ・マルティネスとポジションを争いながら、リオネル・メッシを支える動きと前線からの守備で重要な役割を担っています。
FIFAが2026年6月1日に掲載した記録では、アルバレスはアルゼンチン代表で51試合14ゴールを記録していました。この数字は2026年ワールドカップ開幕前の集計であり、大会期間中の出場や得点は含まれていません。
代表での得点率は、クラブでの記録より低く見えます。ただし、代表戦では途中出場や守備を優先する役割も多く、常に最前線でゴールだけを狙っているわけではありません。メッシやラウタロのためにスペースを作る動きも、チームにとって重要です。
アルバレスの代表での評価を大きく高めた大会が、カタールで開催された2022年ワールドカップです。大会では7試合に出場して4ゴールを記録し、アルゼンチンの36年ぶりとなる優勝に貢献しました。
グループステージのポーランド戦、決勝トーナメント1回戦のオーストラリア戦で得点し、準決勝のクロアチア戦では2ゴールを挙げています。特にクロアチア戦の1点目は、自陣付近からボールを運んで決めた印象的なゴールでした。ワールドカップの決勝トーナメントで3得点を挙げた勝負強さが光ります。
アルバレスは2021年と2024年のコパ・アメリカ優勝メンバーです。2021年大会では出場機会が限られていましたが、2024年大会では主力の一人として起用され、カナダとの開幕戦と準決勝で得点しました。
2024年大会ではラウタロが途中出場から得点する試合も多く、両者は異なる特徴を持つセンターフォワードとして使い分けられました。アルバレスは運動量と守備、ラウタロはゴール前での決定力を期待される傾向があります。相手や試合展開によって選択肢を変えられることが、アルゼンチン代表の強みです。
アルバレスの価値は、ゴール数だけでは十分に説明できません。センターフォワードとしての決定力に加え、守備、パス、ポジション変更への対応力を持ち、監督が採用する戦術に合わせて役割を変えられます。
主なポジションはセンターフォワードですが、セカンドストライカーやトップ下、左右の攻撃的な位置でもプレーできます。中央から下がってパスを受けたり、サイドへ流れて味方が入るスペースを作ったりする動きが得意です。
マンチェスター・シティではハーランドと同時に出場するため、ゴールから離れた位置でプレーすることもありました。アトレティコでは2トップの一角として、相手ディフェンダーの背後を狙う動きが増えています。所属チームが変わっても結果を残せる理由の一つです。
アルバレスは、相手がボールを持った際に素早くプレッシャーをかけます。この守備はプレスと呼ばれ、相手に自由なパスを出させず、ミスを誘うための動きです。フォワードでありながら、守備の開始役としても高く評価されています。
特にシメオネ監督のアトレティコでは、前線の選手にも守備への参加が求められます。アルバレスは長い距離を走って相手を追えるため、チームの戦術と相性が良い選手です。得点できなかった試合でも起用され続けるのは、この貢献があるためです。
2022年ワールドカップで4得点、2025-26シーズンのチャンピオンズリーグで10得点を記録しているように、大きな大会で結果を残しています。相手の守備レベルが高い試合でも、少ないチャンスを得点につなげられることが特徴です。
一方で、2025-26シーズンのラ・リーガでは長い無得点期間がありました。今後さらに評価を高めるには、国内リーグでも継続して得点を重ねる必要があります。大舞台での勝負強さと、年間を通した安定性の両立が今後の注目点です。
アルバレスの成績を見るときは、ゴール数だけでなく、アシスト、出場時間、起用されたポジション、前線からの守備も合わせて確認すると、選手としての価値を理解しやすくなります。
フリアン・アルバレスは、2025-26シーズンのラ・リーガで29試合8ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグで15試合10ゴール4アシストを記録しました。リーグ戦では前年を下回ったものの、欧州大会ではアトレティコのクラブ記録となる1シーズン10得点を達成しています。
これまでにリーベル・プレートで122試合54ゴール、マンチェスター・シティで103試合36ゴール19アシストを記録しました。アルゼンチン代表では2026年ワールドカップ開幕前の時点で51試合14ゴールを挙げ、2022年大会では7試合4ゴールで優勝に貢献しています。
得点力だけでなく、複数のポジションへの対応、チャンスメイク、前線からの守備もアルバレスの強みです。国内リーグでの安定性には改善の余地がありますが、チャンピオンズリーグやワールドカップで示した勝負強さは世界トップクラスといえるでしょう。