
韓国代表のセンターバックとして知られる金玟哉は、バイエルン・ミュンヘンでどのような成績を残しているのでしょうか。2026年7月時点では2026-27シーズンがまだ開幕していないため、最新の完成した記録は2025-26シーズンです。この記事では、リーグ戦と公式戦の出場数、守備データ、過去シーズンとの比較、韓国代表での実績を初心者にもわかりやすく紹介します。
金玟哉の最新成績を見るときは、ブンデスリーガだけの数字と、カップ戦や欧州大会を含む公式戦全体の数字を分ける必要があります。2025-26シーズンは絶対的な先発ではなかったものの、バイエルンの複数タイトル獲得に貢献しました。
2025-26シーズンの金玟哉は、ブンデスリーガ全34試合のうち25試合に出場し、19試合で先発しました。出場時間は約1,600分で、記録は1得点1アシストです。先発から外れる試合は増えましたが、必要な場面で起用される主要なローテーション選手でした。
19試合の先発に対して途中出場が6試合あり、試合終盤の守備固めにも使われています。シーズン開幕戦のRBライプツィヒ戦では、途中出場後に高い位置でボールを奪って運び、ハリー・ケインの得点をアシストしました。
| 項目 | 2025-26シーズンの記録 |
|---|---|
| リーグ出場 | 25試合 |
| 先発出場 | 19試合 |
| 得点 | 1得点 |
| アシスト | 1アシスト |
| 出場時間 | 約1,600分 |
| イエローカード | 1枚 |
出場数だけを見ると控えに見えますが、リーグ戦の約4分の3に出場しており、守備陣の重要な戦力だったことがわかります。
ブンデスリーガ以外を含めると、2025-26シーズンは公式戦37試合、1得点1アシストでした。内訳はリーグ戦25試合、UEFAチャンピオンズリーグ8試合、DFBポカール3試合、スーパーカップ1試合です。
公式戦の合計出場時間は約2,050分で、前シーズンより出場時間は減少しました。それでもバイエルンはブンデスリーガを連覇し、DFBポカールも制覇しています。金玟哉にとってはドイツで初めて国内2冠を経験したシーズンになりました。
ブンデスリーガ公式データでは、2025-26シーズンにタックルや競り合いで166回勝利し、空中戦でも53回勝っています。身長190センチの強さだけでなく、相手より先に落下地点へ入る判断や、前向きにボールを奪う積極性が数字に表れています。
最高速度は時速33.58キロ、スプリントは303回、走行距離は193.2キロでした。大柄なセンターバックでありながら加速力があり、最終ラインの背後へ出されたボールにも対応できる点が金玟哉の大きな特徴です。
金玟哉は2023年夏にナポリからバイエルンへ加入しました。ドイツでの3シーズンを比較すると、出場数だけでなく、チーム内で任された役割が変化していることもわかります。
バイエルン加入1年目の2023-24シーズンは、ブンデスリーガ25試合に出場して1得点を記録しました。カップ戦とチャンピオンズリーグを含む公式戦全体では36試合1得点です。シーズン前半は主力として多くの試合に先発しました。
一方、アジアカップから戻った後はエリック・ダイアーやマタイス・デ・リフトとの競争が激しくなり、重要な試合で先発を外れることもありました。環境や戦術への適応に加え、代表活動による移動と疲労も重なったシーズンです。
2024-25シーズンはリーグ戦27試合で2得点、公式戦全体では43試合3得点を残しました。ヴァンサン・コンパニ監督の就任後はダヨ・ウパメカノと組む機会が増え、シーズン前半を中心に先発センターバックとして起用されています。
チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦では決勝点を挙げ、1対0の勝利に貢献しました。ブンデスリーガではパス成功率94.1%を記録し、規定条件を満たした選手の中でリーグトップとなるなど、攻撃の組み立てでも高い成績を残しています。
2025-26シーズンはヨナタン・ターが加入し、ウパメカノとの組み合わせが優先されたため、金玟哉の出場機会は前シーズンより減りました。ただし、25試合に出場しているため、完全に構想から外れたわけではありません。
ターやウパメカノが休養する試合、相手の速い攻撃への対応が必要な試合、リードを守りたい終盤などで起用されました。1月のケルン戦では得点を挙げ、危険なカウンターも防ぐなど、攻守で目立つ活躍を見せています。
| シーズン | 所属クラブ | リーグ出場 | リーグ得点 | 公式戦出場 | 公式戦得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022-23 | ナポリ | 35試合 | 2得点 | 45試合 | 2得点 |
| 2023-24 | バイエルン | 25試合 | 1得点 | 36試合 | 1得点 |
| 2024-25 | バイエルン | 27試合 | 2得点 | 43試合 | 3得点 |
| 2025-26 | バイエルン | 25試合 | 1得点 | 37試合 | 1得点 |
バイエルン加入後は毎シーズン25試合以上のリーグ戦に出場しています。2025-26シーズンは先発数が減ったものの、3年間を通して一定の出場機会を確保している点は見逃せません。
センターバックは得点やアシストだけでは評価しにくいポジションです。金玟哉の実力を判断するには、ボールを奪う位置、走力、パス、相手との競り合いなどをあわせて見る必要があります。
金玟哉はゴール前で待ち続けるのではなく、相手フォワードへのパスを予測して前へ出る守備を得意としています。ボールが相手に届く直前に体を入れ、そのまま味方の攻撃へつなげるプレーが多い選手です。
この守り方が成功すると相手の攻撃を早い段階で止められます。一方で、前へ出るタイミングを誤ると自分の背後にスペースが生まれます。積極性は長所ですが、味方との距離や相手の動きを正確に読む必要があります。
最高速度が時速33キロを超える金玟哉は、センターバックとして高いスピードを持っています。バイエルンのように最終ラインを高く設定するチームでは、背後へ走り込んだ相手を追いかける能力が欠かせません。
相手に一度先へ出られても、長い歩幅と加速によって追いつき、シュート前に体を寄せられます。スプリントの回数が多いことからも、狭い範囲だけを守るのではなく、サイドや中盤の空いた場所までカバーしていることがわかります。
センターバックには、相手のプレスを受けながら正確にボールを動かす能力も求められます。金玟哉は短い横パスだけでなく、中盤の選手へ縦パスを入れたり、空いているサイドへ展開したりできます。
2024-25シーズンに記録した94.1%のパス成功率は、単に安全なパスだけを選んだ結果ではありません。リーグのディフェンダーで最も多い水準のボールタッチを記録しながら、高い成功率を維持していました。
金玟哉の成績については、高い守備能力を評価する声がある一方、ミスや先発減少を問題視する意見もあります。評価が分かれやすい理由を知ると、出場数だけでは見えない状況を理解しやすくなります。
2025-26シーズンの先発減少には、ヨナタン・ターの加入が大きく関係しています。ターは対人守備だけでなく、ポジショニングやパスの安定性にも優れ、ウパメカノとの組み合わせがコンパニ監督の第一候補になりました。
金玟哉が19試合に先発していることから、監督の信頼を完全に失ったとは考えにくいでしょう。複数の優秀なセンターバックが在籍するクラブでは、対戦相手や選手の疲労に応じて出場時間が分けられます。
相手より先にボールを奪いに行く金玟哉の守備は、成功すれば攻撃の流れを止められます。ただし、相手に入れ替わられた場合はゴールへ直結する危険があるため、目立つミスとして取り上げられやすいプレースタイルです。
特にバイエルンはボールを保持する時間が長く、センターバックが少人数で相手のカウンターを止める場面が増えます。失点場面を個人だけの責任と決めつけず、中盤の守備や味方との連係も含めて確認することが大切です。
2024-25シーズンにはアキレス腱の痛みを抱えながら、多くの試合に出場していたことが明らかになっています。チーム内でセンターバックの負傷者が重なったため、十分な休養を取れない時期が続きました。
センターバックは接触、ジャンプ、急加速を繰り返すため、足の痛みは競り合いや方向転換に影響します。2025-26シーズンに出場時間が管理されたことは、競争に敗れたという面だけでなく、身体への負担を抑える意味もあったと考えられます。
金玟哉の評価を理解するには、バイエルンでの数字だけでなく、ナポリや韓国代表での実績も確認する必要があります。特に2022-23シーズンの活躍は、世界的なセンターバックとして注目されるきっかけになりました。
2022-23シーズンの金玟哉は、ナポリでセリエA35試合に出場し、2得点を記録しました。公式戦全体では45試合に出場し、移籍初年度から守備の中心として定位置を確保しています。
ナポリはこのシーズン、33年ぶりとなるセリエA優勝を達成しました。金玟哉は相手フォワードとの競り合い、広い範囲のカバー、正確なパスで優勝に貢献し、リーグを代表するディフェンダーとして評価されました。
金玟哉は2022-23シーズンのセリエA最優秀ディフェンダーに選ばれています。シーズン途中には月間最優秀選手にも選出され、加入直後からイタリアの守備戦術へ適応したことが高く評価されました。
ナポリでの活躍を受け、2023年夏にバイエルンが獲得しました。バイエルンとの契約は2028年6月まで残っており、2026年7月時点でもトップチームの登録選手として公式プロフィールに掲載されています。
金玟哉は2017年に韓国代表デビューを果たし、その後は主力センターバックとして定着しました。2026年6月11日時点では国際Aマッチ79試合4得点を記録しており、代表でキャプテンマークを巻いた経験もあります。
2026年ワールドカップではグループリーグ3試合すべてに出場しました。韓国はチェコに勝利したものの、メキシコと南アフリカに敗れ、1勝2敗でグループリーグ敗退となっています。大会前の79試合に3試合を加えると、通算出場数は82試合相当です。
金玟哉の2025-26シーズンは、ブンデスリーガ25試合、公式戦全体37試合で1得点1アシストという成績でした。ヨナタン・ターとウパメカノが先発で優先されたため出場時間は減りましたが、リーグ戦19試合に先発しており、バイエルンの国内2冠を支えたローテーション選手です。
守備データでは競り合いで166回、空中戦で53回勝利し、最高速度も時速33.58キロを記録しています。強さ、速さ、前へ出る守備、パス能力をあわせ持つ一方、積極的なプレーによるミスや負傷時のパフォーマンスには課題が残ります。
金玟哉の成績を正しく見るには、得点数だけでなく、先発数、出場時間、競り合い、走力、パス、チーム内の選手層まで確認することが重要です。ナポリでのセリエA優勝と最優秀ディフェンダー受賞、バイエルンでの連覇、韓国代表での豊富な経験を含めれば、アジアを代表するセンターバックの一人と評価できます。