
マテウス・クーニャは、マンチェスター・ユナイテッドとブラジル代表でプレーする攻撃的な選手です。得点だけでなく、ドリブルやチャンスメーク、複数のポジションをこなせる点でも評価されています。この記事では、2026年7月3日時点で確認できるクラブと代表の成績を整理し、数字からわかる特徴や過去のシーズンとの違いを初心者にもわかりやすく解説します。
最初に、プレミアリーグでの直近成績と通算記録を確認します。集計する大会や更新時期によって数字が異なる場合があるため、ここではリーグ戦の出場数、得点数、アシスト数を中心に整理しています。
| シーズン | 所属クラブ | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|---|
| 2023-24 | ウルヴァーハンプトン | 32試合 | 12得点 | 7アシスト |
| 2024-25 | ウルヴァーハンプトン | 33試合 | 15得点 | 6アシスト |
| 2025-26 | マンチェスター・ユナイテッド | 33試合 | 10得点 | 2アシスト |
| プレミアリーグ通算 | 2クラブ合計 | 115試合 | 39得点 | 15アシスト |
マンチェスター・ユナイテッド加入初年度となった2025-26シーズンは、プレミアリーグで33試合に出場し、10得点2アシストを記録しました。出場時間は約2,500分で、先発として起用された試合が多く、加入直後から攻撃の中心選手として扱われています。
前所属クラブで記録した15得点には届かなかったものの、新しいチームでリーグ戦二桁得点を達成した点は評価できます。特にアーセナル戦で決めた勝ち越しゴールなど、試合の結果に直接影響する重要な得点もありました。
ウルヴァーハンプトンとマンチェスター・ユナイテッドを合わせたプレミアリーグ通算成績は、115試合39得点15アシストです。単純計算では約3試合に1得点のペースとなり、純粋なセンターフォワードだけでなく、攻撃的ミッドフィルダーとしても起用される選手としては高い数字です。
ウルヴァーハンプトンでは82試合で29得点を挙げ、チームの得点源として存在感を高めました。マンチェスター・ユナイテッドでも初年度から10得点を加えており、イングランドで継続的に得点を記録できる選手であることを示しています。
2026年ワールドカップでは、ブラジル代表の攻撃を担い、2026年6月29日の日本戦終了時点で4試合に出場して3得点を記録しています。ハイチ戦では2得点を挙げ、続くスコットランド戦でもゴールを決めました。
日本戦では得点こそありませんでしたが、先発として前線に入り、ブラジルの攻撃に関わりました。大会前まで代表での得点数が多い選手ではなかったため、ワールドカップ本大会での3得点は、代表での評価を大きく高める成績といえます。
マテウス・クーニャは、スイス、ドイツ、スペイン、イングランドのクラブを経験しています。所属クラブによって役割や出場時間が異なり、得点数だけを見るよりも、どのように主力選手へ成長したのかを追うことが重要です。
ブラジルの育成年代を経たクーニャは、2017年にスイスのシオンへ加入しました。2017-18シーズンはリーグ戦29試合で10得点を記録し、公式戦全体でも攻撃力を示しました。欧州挑戦の初年度から二桁得点を挙げたことで、ドイツのRBライプツィヒへ移籍しています。
当時から、ゴール前だけで待つのではなく、自らボールを運んでシュートまで持ち込むプレーが特徴でした。身長を生かした空中戦だけに頼らず、足元の技術や加速力を使って相手を外せる点が、若い時期から高く評価されていました。
RBライプツィヒではリーグ戦35試合2得点と、得点面では大きな数字を残せませんでした。ただし、先発出場が限られるなかで、前線からの守備、素早い攻守の切り替え、複数ポジションへの対応など、現代的な攻撃選手に必要な能力を身につけています。
その後のヘルタ・ベルリンでは、リーグ戦で二桁得点を記録するなど、得点力も向上しました。中盤まで下がってボールを受け、ドリブルで前進する役割を任されたことで、センターフォワードというより自由に動くセカンドストライカーとしての特徴が明確になっています。
2021年に加入したアトレティコ・マドリードでは、リーグ戦40試合6得点を記録しました。出場数は一定程度あったものの、途中出場が多く、安定して90分間プレーする機会は限られていました。強度の高い守備や戦術的な動きを求められ、自由に攻撃する場面が少なかったことも数字に影響しています。
一方で、ラ・リーガや欧州大会で強豪クラブと対戦した経験は、その後の成長につながりました。相手守備の間でボールを受ける動きや、少ない時間で試合に入る対応力を身につけ、イングランド移籍後に攻撃の中心を担うための土台を作っています。
2023年にウルヴァーハンプトンへ加入すると、2023-24シーズンに12得点7アシスト、2024-25シーズンには15得点6アシストを記録しました。2シーズン合計では27得点13アシストとなり、プレミアリーグを代表する攻撃選手の一人へ成長しています。
特に2024-25シーズンの15得点は、当時のプレミアリーグにおけるブラジル人選手のシーズン最多記録に並ぶ数字でした。チームが苦しい時期にも個人技から得点を生み出し、選手が選ぶクラブ年間最優秀選手にも選ばれています。
クーニャの価値は、ゴール数だけでは判断できません。シュート、ドリブル、パス、ボールを受ける位置などを確認すると、一般的なセンターフォワードとは異なる特徴を持っていることがわかります。
クーニャは、ペナルティーエリア内で味方からのクロスを待つだけの選手ではありません。中盤や左サイドでボールを受け、相手をかわしながら前進し、自らシュートコースを作ります。遠い位置からでも積極的に狙うため、シュート数が多くなりやすい選手です。
2024-25シーズンにはペナルティーエリア外から複数の得点を記録し、難しい角度からゴールを決める場面も見られました。味方の決定的なパスがなくても得点機会を作れることが、クーニャの大きな強みです。
2025-26シーズンのリーグ戦アシストは2回でしたが、この数字だけでパス能力が低いとは判断できません。アシストは、パスを受けた味方がシュートを決めた場合にだけ記録されるため、良いパスを出しても得点にならなければ数字には残らないからです。
クーニャは相手を引きつけて味方へパスを出したり、狭い場所で短いパス交換に参加したりできます。ウルヴァーハンプトンでは2シーズン続けて6回以上のアシストを記録しており、周囲の選手を生かす能力も持っています。
クーニャは、相手と正面から向き合った状態でのドリブルを得意としています。急激な方向転換や細かなボールタッチを使い、中央だけでなく左サイドからも前進できます。相手が複数人で対応すれば、別の味方が自由に動ける空間も生まれます。
ドリブルは成功数だけでなく、どの位置で成功したかが重要です。クーニャの場合は、相手陣内で守備を一人外し、シュートや決定的なパスにつなげるプレーが多く見られます。試合が停滞した場面で流れを変えられる能力です。
主な起用位置はセンターフォワード、左ウイング、左側の攻撃的ミッドフィルダーです。最前線に配置されても中盤まで下がってボールに触れるため、固定されたストライカーというより、広い範囲を動く攻撃選手として考えると特徴を理解しやすくなります。
一方で、ゴール前に残る選手が必要な場面では、クーニャが下がりすぎるとペナルティーエリア内の人数が不足することがあります。どの選手と組み合わせるかによって、得点数やアシスト数が変化しやすいタイプです。
クラブでの活躍に加え、クーニャはブラジルの年代別代表とA代表でもプレーしています。特に東京オリンピックと2026年ワールドカップで結果を残しており、大きな大会での勝負強さが注目されています。
クーニャは2021年9月のチリ戦でブラジルA代表デビューを果たしました。初得点は2025年3月のアルゼンチン戦です。2026年6月29日の日本戦終了時点では、代表通算27試合4得点となっています。
代表では途中出場や短時間の出場も多かったため、クラブほど得点数は伸びていませんでした。しかし、前線の複数ポジションに対応できることや、ヴィニシウス・ジュニオールなど周囲の選手と連係できることが評価され、継続的に招集されています。
初めて出場した2026年ワールドカップでは、グループステージ初戦のモロッコ戦に出場した後、ハイチ戦で先発しました。ハイチ戦ではヴィニシウスのパスから2得点を挙げ、ブラジルの3対0の勝利に大きく貢献しています。
スコットランド戦でも1得点を加え、大会3試合目までに3得点を記録しました。日本とのラウンド32でも先発し、ブラジルは2対1で勝利しています。大会途中の数字ではあるものの、クラブで培った決定力を代表でも発揮した結果です。
年代別代表では、東京オリンピックに出場したブラジルU-23代表で5試合3得点を記録しました。準々決勝のエジプト戦では決勝点を挙げるなど、ブラジルの金メダル獲得に貢献しています。
オリンピック前の南米予選や国際大会でも得点を重ね、年代別代表では中心的なストライカーでした。A代表での定着には時間がかかったものの、若い時期から国際大会で結果を残していたことがわかります。
ブラジル代表には、ヴィニシウス、ラフィーニャ、ロドリゴ、マルティネッリなど、攻撃的なポジションに有力選手がそろっています。そのため、クーニャには自分で得点するだけでなく、周囲が動ける空間を作る役割も求められます。
2026年ワールドカップでは中央でプレーしながら左右へ動き、ヴィニシウスがゴールへ向かうためのスペースを作っています。得点数に加えて、前線からの守備やボールを収めるプレーも、先発メンバーを判断する材料になります。
サッカーの成績は、掲載サイトや大会の範囲によって数字が違って見えることがあります。正確に比較するためには、リーグ戦だけなのか、カップ戦や代表戦を含むのかを確認する必要があります。
選手の成績を調べると、同じシーズンでも出場数が異なる場合があります。プレミアリーグだけを集計した数字と、FAカップやリーグカップを含めた公式戦合計が並んでいることが主な理由です。
クーニャの2025-26シーズンについても、リーグ戦では33試合10得点2アシストですが、カップ戦を含めた場合は出場数が増えます。比較するときは、大会名と集計対象をそろえることが大切です。
アシスト数は、データ提供会社やファンタジーゲームによって判定基準が異なる場合があります。相手選手に当たったパス、シュートのこぼれ球、獲得したペナルティーキックなどをアシストに含めるかどうかが統一されていないためです。
たとえば、公式記録では6アシストでも、別のサービスでは7アシストと表示されることがあります。複数シーズンを比較する場合は、できるだけ同じ公式サイトや同じデータサービスの数字を使いましょう。
2024-25シーズンの15得点から、2025-26シーズンは10得点へ減少しました。ただし、所属クラブ、チームの戦術、出場位置、セットプレーの担当者が変わっているため、得点数だけで成績が悪化したと決めることはできません。
ウルヴァーハンプトンでは攻撃の多くがクーニャを経由していましたが、マンチェスター・ユナイテッドには複数の得点候補がいます。味方を生かす役割や、左側から攻撃を組み立てる時間が増えれば、自分の得点機会が減る可能性があります。
2026-27シーズンの成績を確認するときは、得点とアシストに加え、先発数、出場時間、シュート数、枠内シュート、決定機を作った回数なども見ると、状態を詳しく判断できます。
ゴール期待値と呼ばれるxGも参考になります。xGはシュートが得点になる確率を数値化したもので、良い位置からシュートを打てているかを確認する指標です。実際の得点と組み合わせれば、決定力とチャンスの量を分けて考えられます。
マテウス・クーニャは、2025-26シーズンのプレミアリーグで33試合10得点2アシストを記録しました。プレミアリーグ通算では115試合39得点15アシストとなっており、ウルヴァーハンプトン時代から3シーズン連続で二桁得点を達成しています。
ブラジル代表では2026年6月29日時点で通算27試合4得点です。2026年ワールドカップでは4試合3得点を挙げ、ハイチ戦の2得点やスコットランド戦のゴールによって、国際大会でも決定力を示しました。
得点だけでなく、ドリブル、チャンスメーク、複数ポジションへの対応力もクーニャの強みです。成績を比較するときは大会の範囲や出場時間を確認し、ゴール数とプレー内容の両方から評価すると、選手としての特徴をより正確に理解できます。