
ノニ・マドゥエケは、スピードと力強いドリブルを武器にするイングランド代表のウインガーです。PSV、チェルシーを経て2025年夏にアーセナルへ加入し、2025-26シーズンは公式戦43試合で8得点を記録しました。ただし、リーグ戦だけを見るか、カップ戦やチャンピオンズリーグを含めるかによって数字は変わります。この記事では、2026年7月3日時点で確認できる成績を大会別・所属クラブ別に整理し、数字からわかる強みや今後の注目点もわかりやすく紹介します。
最初に、マドゥエケの基本情報と直近シーズンの数字を整理します。出場数には先発だけでなく途中出場も含まれるため、得点数だけではなく出場時間や起用された大会もあわせて見ることが大切です。
アーセナル加入1年目となった2025-26シーズンのマドゥエケは、公式戦全体で43試合に出場して8得点を記録しました。プレミアリーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグや国内カップ戦でも起用されています。
リーグ戦では26試合3得点1アシスト、チャンピオンズリーグでは3得点を挙げました。国内カップ戦でも得点しており、リーグ戦の数字だけを見るより、複数の大会で得点に関わった点を含めて評価する必要があります。
| 大会・区分 | 出場 | 得点 | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| プレミアリーグ | 26試合 | 3得点 | 1アシスト、出場時間は約1,200分 |
| チャンピオンズリーグ | 10試合前後 | 3得点 | バイエルン戦やクラブ・ブルッヘ戦で得点 |
| 国内カップ戦 | 7試合前後 | 2得点 | FAカップでも得点 |
| 公式戦合計 | 43試合 | 8得点 | アーセナル加入初年度 |
チェルシー時代とアーセナルでの成績を合わせると、マドゥエケはプレミアリーグ通算93試合に出場し、16得点6アシストを記録しています。まだ24歳であることを考えると、すでにイングランドのトップリーグで一定の経験を積んでいる選手です。
一方、93試合すべてに先発したわけではありません。チェルシーでもアーセナルでも途中出場が多く、限られた時間で相手守備に仕掛ける役割を任されることがあります。そのため、試合数と出場時間を分けて見ると実態をつかみやすくなります。
マドゥエケは2002年3月10日生まれで、ロンドン出身のイングランド代表選手です。身長は約183センチ、利き足は左で、主に右ウイングを担当します。右サイドから中央へ運び、左足でシュートを狙う形を得意としています。
左ウイングでもプレーできるため、試合中の配置変更や主力選手の休養にも対応できます。アーセナルでは右サイドにブカヨ・サカがいることから、マドゥエケは右の控えだけでなく、左サイドや途中出場の切り札としても起用されています。
2026年7月3日時点の主な数字
アーセナルでの2025-26シーズンは公式戦43試合8得点、プレミアリーグ通算では93試合16得点6アシストです。
イングランド代表では通算15試合1得点を記録しています。
2025年夏にチェルシーからアーセナルへ移籍したマドゥエケは、加入直後から右と左の両サイドで起用されました。得点数だけでは目立ちにくいものの、複数大会を戦うチームの選手層を厚くした存在です。
2025-26シーズンのプレミアリーグでは、26試合に出場して3得点1アシストを記録しました。先発は16試合前後、出場時間は約1,200分です。フル出場を続けた主力選手ではなく、先発と途中出場を組み合わせて起用されました。
数字だけを見ると、チェルシーで7得点を挙げた前シーズンより得点ペースは下がっています。ただし、アーセナルではボール保持時の立ち位置や守備での役割も求められ、個人でシュートを打つだけではないプレーへの適応が必要でした。
リーグ戦初得点は2026年1月のリーズ戦で記録しました。その後も得点を重ね、最終節のクリスタル・パレス戦では後半開始直後にゴールを決めています。シーズンを通じて安定した得点量ではなかったものの、終盤に結果を残しました。
アーセナルは2025-26シーズンのプレミアリーグを制しており、マドゥエケにとっては加入1年目でのリーグ優勝となりました。出場時間に差はあっても、多くの大会を並行して戦う中で主力を休ませられる選手がいたことは重要です。
マドゥエケはチャンピオンズリーグで、リーグ戦以上の得点力を見せました。バイエルン・ミュンヘン戦で加入後初得点を挙げると、クラブ・ブルッヘ戦では2得点を記録しています。特に遠い位置から決めた力強いシュートが注目されました。
クラブ・ブルッヘ戦では左足の強烈なシュートに加え、ゴール前へ入り込んでヘディングでも得点しました。ドリブルだけの選手ではなく、異なる形でゴールを奪えることを示した試合です。欧州大会3得点は加入初年度の大きな成果といえます。
シーズン序盤にはひざを負傷し、約6週間から8週間の離脱が見込まれる時期がありました。新しいチームの戦術に慣れる段階で試合から離れたため、継続的に先発して連係を深めることが難しくなっています。
復帰後にチャンピオンズリーグで得点を重ねた点は評価できますが、シーズン全体の出場時間は限られました。成績を判断する際は、26試合というリーグ出場数だけでなく、けがによる空白期間があったことも考慮する必要があります。
マドゥエケはイングランドの育成年代を経た後、若くしてオランダのPSVへ移りました。そこでトップチームデビューを果たし、チェルシーでプレミアリーグの経験を積んだことが現在のプレースタイルにつながっています。
PSVのトップチームでは、公式戦80試合で20得点14アシストを記録しました。17歳でトップチームに定着し始め、右サイドから積極的に仕掛ける若手アタッカーとして評価を高めています。若い時期から欧州大会にも出場しました。
2021-22シーズンにはKNVBカップ優勝を経験しています。オランダではスペースを生かしたドリブルやシュートの積極性を伸ばし、単独で相手の守備を動かせる選手へ成長しました。この活躍がチェルシー移籍につながっています。
2023年1月にチェルシーへ加入し、公式戦92試合で20得点を記録しました。プレミアリーグでは67試合13得点です。加入直後から絶対的なレギュラーだったわけではありませんが、シーズンを重ねるごとに出場機会を増やしました。
チェルシーでは右ウイングを中心に、相手と一対一になる場面で積極的にドリブルを選択しました。守備が整う前に仕掛けてシュートまで持ち込める一方、ボールを持つ時間が長くなり、味方へのパスが遅れる場面も見られました。
チェルシーで最も得点を伸ばしたのが2024-25シーズンです。公式戦46試合で11得点を挙げ、プレミアリーグでは32試合7得点を記録しました。ウルヴァーハンプトン戦ではハットトリックを達成しています。
このシーズンはUEFAカンファレンスリーグ優勝にも貢献しました。また、2025年のFIFAクラブワールドカップを制したチェルシーのメンバーでもあります。得点数とタイトルの両面で、チェルシー在籍中を代表するシーズンとなりました。
| 所属クラブ | 在籍期間 | 公式戦の主な成績 | 主なタイトル |
|---|---|---|---|
| PSV | 2019年頃~2023年 | 80試合20得点14アシスト | KNVBカップ |
| チェルシー | 2023年~2025年 | 92試合20得点 | カンファレンスリーグ、クラブワールドカップ |
| アーセナル | 2025年~ | 初年度43試合8得点 | プレミアリーグ |
マドゥエケは年代別のイングランド代表を経験し、2024年にA代表デビューを果たしました。右ウイングにはサカをはじめ実績のある選手がいるため、限られた出場機会で特徴を示すことが求められています。
2026年7月3日時点で、イングランドA代表では15試合に出場し、1得点を記録しています。代表デビューは2024年9月10日のフィンランド戦です。途中出場からアシストを記録し、初出場で攻撃面の結果を残しました。
クラブと同じく、代表でも右ウイングを中心に起用されています。ただし、同じポジションにはサカがいるため、毎試合先発する立場ではありません。試合途中からスピードとドリブルで流れを変える役割も担っています。
A代表初得点は2025年9月9日に行われたセルビア戦で記録しました。ワールドカップ予選の重要な試合でゴールを決め、イングランドは5対0で勝利しています。予選では3試合1得点2アシストという数字も残しました。
代表戦はクラブより試合数が少なく、途中出場も多いため、通算1得点だけで評価するのは適切ではありません。予選で複数の得点に関わったことや、サイドから攻撃の幅を広げられる点が代表入りにつながっています。
マドゥエケは2026年に北米で開催されているFIFAワールドカップのイングランド代表メンバーに選ばれました。グループステージのクロアチア戦でワールドカップ初出場を果たし、決勝トーナメントでも起用されています。
大会開催中は出場数や得点数が更新される可能性があります。そのため、代表の最新成績を確認するときは、集計日を見ることが重要です。この記事に記載している15試合1得点は、2026年7月3日時点の数字です。
A代表に定着する前は、イングランドU-21代表として20試合前後に出場し、7得点を記録しました。2023年のUEFA U-21欧州選手権では、優勝メンバーの一人として全6試合に出場しています。
年代別代表では右サイドだけでなく、中央寄りの位置から攻撃へ関わる場面もありました。若手国際大会での経験が、プレミアリーグやA代表でプレーするための土台になっています。
マドゥエケのプレーは、得点とアシストだけでは十分に表せません。一対一で相手を抜く回数やシュートへ持ち込む力が特徴である一方、結果を継続して残せるかどうかが今後の評価を左右します。
マドゥエケは、ボールを受けてから相手へ向かって進む姿勢が強い選手です。細かくパスをつなぐだけでなく、自分で守備者を抜いてペナルティーエリアへ侵入できます。守備が整った状況でも局面を変えられる点が魅力です。
特に右サイドでは、縦へ突破してクロスを上げる動きと、中央へ切り込んで左足でシュートする動きを使い分けます。相手がどちらか一方だけを警戒できないため、一対一の場面で優位に立ちやすくなります。
チェルシー時代から、マドゥエケはウインガーの中でもシュートを多く打つ傾向があります。パスを優先する選手ではなく、ゴールが見えれば自分でフィニッシュを選びます。2024-25シーズンの11得点は、この積極性が表れた数字です。
一方で、難しい角度からシュートを打ち、味方へ渡したほうが良い場面で攻撃を終わらせてしまうこともあります。シュート本数を維持しながら、確率の高い選択を増やせるかが得点数を伸ばすための課題です。
左利きの右ウイングが本来の形ですが、左サイドでもプレーできます。左では縦へ運んでクロスを上げやすくなり、右では中央へ入ってシュートを狙いやすくなります。配置によって求められるプレーを変えられる選手です。
アーセナルにはサカやガブリエウ・マルティネッリなど複数のサイドアタッカーがいます。両サイドに対応できるマドゥエケがいることで、けがや疲労に合わせて先発を入れ替えやすくなり、試合中の戦術変更も行いやすくなります。
2024-25シーズンは公式戦11得点を記録しましたが、アーセナル加入初年度はリーグ戦3得点にとどまりました。欧州大会を含めれば8得点まで増えるものの、プレミアリーグで継続的に結果を残したとは言い切れません。
好調な試合では一人で守備を崩せる反面、試合によって影響力に差があることが課題です。先発でも途中出場でも判断の速さを保ち、シュートだけでなくアシストや決定機の創出を増やす必要があります。
マドゥエケの成績を見るときは、得点数だけでなく出場時間、先発数、ドリブルによる前進、左右どちらで起用されたかも確認しましょう。
アーセナルでは主力を休ませる役割もあり、フル出場を続ける選手とは条件が異なります。
検索時には「成績が良いのか」「アーセナルで活躍しているのか」といった疑問を持つ人も多いでしょう。数字を単純に比較するだけでなく、移籍後の役割や出場時間を含めて判断することが重要です。
リーグ戦26試合3得点1アシストだけを見ると、攻撃的な選手としては物足りない数字です。チェルシーでリーグ7得点を挙げた前シーズンと比べても低下しており、得点関与の面では期待を十分に上回ったとはいえません。
その一方、チャンピオンズリーグで3得点を挙げ、公式戦全体では8得点を記録しました。負傷離脱や途中出場が多かったことも考えると、完全な失敗と評価するのも適切ではありません。リーグでは低調、カップ戦では一定の成果という見方が近いでしょう。
マドゥエケの得意な位置は右ウイングであり、アーセナルとイングランド代表の両方でサカと重なります。そのため、サカが出場できる試合では、マドゥエケがベンチスタートになる可能性が高くなります。
ただし、両者の特徴は完全に同じではありません。サカはパスや連係、守備を含めて試合全体へ関わる力が高く、マドゥエケは一対一の突破やシュートへの積極性が目立ちます。左サイドで起用できる点も出場機会につながります。
アーセナル移籍時には、移籍金が約4,850万ポンドで、条件によって約5,200万ポンドまで上がると報じられました。この金額を基準にすると、加入初年度のリーグ3得点1アシストは高い成果とは評価しにくい数字です。
もっとも、契約は2030年までとされており、加入時点で23歳でした。初年度だけで判断するのではなく、得点関与を増やせるか、両サイドで安定して先発できるか、タイトル獲得へ継続的に貢献できるかを見る必要があります。
今後は得点数に加え、アシスト、先発数、90分当たりの得点関与に注目すると成長がわかりやすくなります。90分当たりの数字とは、出場時間を1試合分に換算して比較する方法で、途中出場が多い選手の評価に役立ちます。
さらに、ドリブル成功数、ペナルティーエリアへの侵入回数、決定機を作った回数も重要です。リーグ戦で5得点以上を安定して記録しながら、アシストや守備面の貢献を増やせれば、アーセナルでの立場はより強くなるでしょう。
ノニ・マドゥエケは、2025-26シーズンにアーセナルで公式戦43試合8得点を記録しました。内訳を見ると、プレミアリーグでは26試合3得点1アシスト、チャンピオンズリーグでは3得点です。リーグ戦の得点関与には改善の余地がありますが、欧州大会や国内カップ戦では得点を残しています。
これまでにPSVで公式戦80試合20得点14アシスト、チェルシーで92試合20得点を記録しました。プレミアリーグ通算成績は93試合16得点6アシストで、イングランド代表では2026年7月3日時点で15試合1得点です。
最大の強みは、相手に向かって進むドリブルと左足のシュートです。一方で、試合ごとの安定感やパスを出す判断、リーグ戦での得点数には課題があります。まだ24歳であり、アーセナルで出場時間と得点関与をどこまで増やせるかが今後の評価を左右します。