
アレクサンデル・セルロートは、195cmの長身と左足の決定力を生かして得点を重ねるノルウェー代表のセンターフォワードです。検索では「アレクサンダー・セルロート」と表記されることもあります。この記事では、2026年7月3日時点で確認できる2025-26シーズンの成績を中心に、アトレティコ・マドリードでの記録、過去の得点数、ノルウェー代表での活躍をわかりやすく紹介します。
セルロートは2025-26シーズンもアトレティコ・マドリードのストライカーとしてプレーしました。ラ・リーガで13得点、公式戦全体では20得点を記録しており、前シーズンに続いて公式戦20得点の大台に到達しています。
2025-26シーズンのセルロートは、公式戦合計で54試合に出場し、20得点1アシストを記録しました。先発出場は約半数にとどまりましたが、限られた出場時間の中で得点を積み重ねています。
大会別ではラ・リーガで13得点、UEFAチャンピオンズリーグで6得点、スペイン・スーパーカップで1得点でした。コパ・デル・レイでは得点がなく、公式戦20得点の大部分をリーグ戦とチャンピオンズリーグで挙げています。
| 大会 | 出場 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| ラ・リーガ | 35試合 | 13得点 | 0 |
| チャンピオンズリーグ | 14試合 | 6得点 | 1 |
| コパ・デル・レイ | 4試合 | 0得点 | 0 |
| スペイン・スーパーカップ | 1試合 | 1得点 | 0 |
| 公式戦合計 | 54試合 | 20得点 | 1 |
公式戦54試合で20得点という数字は、単純計算で約2.7試合に1得点のペースです。ただし、途中出場や短時間の出場も多いため、試合数だけで得点効率を判断すると実際の貢献度を低く見積もる可能性があります。
2025-26シーズンのラ・リーガでは35試合に出場し、13得点を記録しました。出場時間は集計元によって数分の差がありますが、およそ1,980分です。90分換算では約0.59得点となり、フル出場1試合あたりに直すと2試合に1得点を上回るペースでした。
一方、アシストは記録されていません。セルロートは味方の得点を直接演出するというより、ペナルティーエリア内でクロスやラストパスを受け、自らシュートを決める役割を担うことが多い選手です。
チャンピオンズリーグでは14試合に出場し、6得点1アシストを残しました。特にクラブ・ブルージュとの決勝トーナメントプレーオフ第2戦ではハットトリックを達成し、アトレティコのラウンド16進出に大きく貢献しています。
先発した試合で得点をまとめて記録する一方、途中出場では十分なプレー時間を得られない試合もありました。欧州最高レベルの大会で6得点を挙げた実績は、長身だけに頼らず、速い展開や高い守備強度にも対応できることを示しています。
セルロートは2024-25シーズンに公式戦24得点、2025-26シーズンに20得点を記録しました。加入後2シーズン連続で公式戦20得点以上を達成しており、合計では105試合44得点ほどになります。
クラブ公式発表では、2026年4月14日にアトレティコでの公式戦100試合出場を達成した時点で、41得点3アシストを記録していました。先発が保証されていない状況でも、2シーズンで40得点を超えている点が大きな特徴です。
アトレティコ加入1年目となった2024-25シーズンは、セルロートの得点力が特に目立った一年でした。公式戦では24得点を挙げ、ラ・リーガではチーム最多となる20得点を記録しています。
2024-25シーズンのリーグ成績は35試合20得点2アシストでした。先発出場は15試合ほどで、出場時間は約1,560分です。90分あたりの得点数は約1.15となり、90分換算ではほぼ毎試合得点するほどの高い効率でした。
実際には20試合前後で途中出場しており、短時間のプレーも1試合として数えられます。そのため、35試合という出場数だけを見るより、約78分に1得点という得点間隔に注目したほうが、シーズンの好調さを理解しやすいでしょう。
2024-25シーズンのリーグ戦では、途中出場から12得点を記録しました。相手守備陣が疲れた時間帯に投入され、クロスへの入り方、背後への走り込み、ゴール前での競り合いによって試合の流れを変えています。
一般的に途中出場の選手は、ボールに触れる回数やシュート機会が限られます。その条件で二桁得点を記録したことから、セルロートは少ないチャンスを結果につなげられるフィニッシャーだと評価できます。
2025年5月10日のレアル・ソシエダ戦では、前半だけで4得点を挙げ、アトレティコを4対0の勝利に導きました。開始7分、10分、11分、30分に得点し、試合開始から11分でハットトリックを完成させています。
これはラ・リーガ史上、試合開始から最も早い時間帯に完成したハットトリックとして記録されました。古巣を相手にシュート精度、動き出し、左足でのフィニッシュを発揮した試合であり、セルロートのキャリアを代表するパフォーマンスの一つです。
セルロートはノルウェー、オランダ、デンマーク、イングランド、ベルギー、トルコ、ドイツ、スペインでプレーしてきました。若い頃から常に得点を量産していたわけではなく、複数のリーグを経験しながら得点力を高めています。
近年のリーグ戦成績を見ると、トラブゾンスポルで得点王になった2019-20シーズンと、スペインでプレーした2022-23シーズン以降の伸びが目立ちます。以下は国内リーグに限定した主な成績です。
| シーズン | クラブ | リーグ | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
| 2019-20 | トラブゾンスポル | スュペル・リグ | 34試合 | 24得点 |
| 2020-21 | RBライプツィヒ | ブンデスリーガ | 29試合 | 5得点 |
| 2021-22 | レアル・ソシエダ | ラ・リーガ | 33試合 | 4得点 |
| 2022-23 | レアル・ソシエダ | ラ・リーガ | 34試合 | 12得点 |
| 2023-24 | ビジャレアル | ラ・リーガ | 34試合 | 23得点 |
| 2024-25 | アトレティコ・マドリード | ラ・リーガ | 35試合 | 20得点 |
| 2025-26 | アトレティコ・マドリード | ラ・リーガ | 35試合 | 13得点 |
ラ・リーガでは2021-22シーズンから5年間で合計72得点を記録しています。特にビジャレアル加入後の3シーズンは、23得点、20得点、13得点と安定して二桁に到達しました。
セルロートが欧州で広く注目されるようになったのは、トルコのトラブゾンスポルでプレーした2019-20シーズンです。リーグ戦34試合で24得点を挙げ、スュペル・リグの得点王に輝きました。
長身を生かしたヘディングだけでなく、左足のシュートや相手ディフェンダーの背後へ抜ける動きでも得点を重ねました。トラブゾンスポルでは国内カップ優勝も経験しており、得点数とタイトルの両方で結果を残しています。
2020-21シーズンに加入したRBライプツィヒでは、ブンデスリーガ29試合5得点にとどまりました。チームの細かな連係や激しい前線守備への適応に時間がかかり、トルコ時代と同じペースでは得点できませんでした。
その後、期限付き移籍したレアル・ソシエダでも、最初のシーズンはリーグ33試合4得点でした。ただし、2年目には34試合12得点まで数字を伸ばしています。スペインの守備や試合展開に慣れたことが、その後の飛躍につながりました。
2023-24シーズンはビジャレアルでリーグ34試合23得点6アシストを記録しました。ラ・リーガの得点ランキングでは2位となり、得点王との差はわずか1点でした。公式戦全体では26得点を挙げています。
ビジャレアルでは先発として継続的に起用され、ゴール前だけでなくカウンター時の運びや味方へのパスでも貢献しました。この活躍が評価され、2024年夏にアトレティコ・マドリードへ完全移籍しています。
セルロートは2016年にノルウェーA代表でデビューしました。代表ではアーリング・ハーランドと同時に起用されることも多く、センターフォワードだけでなく、右寄りのポジションや2トップの一角も担当しています。
セルロートのA代表デビューは、2016年5月に行われたポルトガル代表との国際親善試合です。同年6月のアイスランド戦で代表初得点を記録し、その後も欧州選手権予選、ネーションズリーグ、ワールドカップ予選などで得点を重ねました。
ノルウェーサッカー協会が2026年5月にワールドカップメンバーを発表した時点では、代表75試合26得点と掲載されていました。大会前の親善試合やワールドカップ本大会にも出場しているため、通算出場数はその後も増えています。
2026年ワールドカップ欧州予選では8試合に出場し、5得点2アシストを記録しました。出場時間は592分で、約118分に1得点のペースです。シュート数は27本で、得点だけでなく継続して相手ゴールを狙っていたことがわかります。
ノルウェーは予選8試合を全勝し、37得点を挙げて本大会出場を決めました。ハーランドに注目が集まりやすいチームですが、セルロートも前線で相手センターバックを引きつけ、周囲の選手がプレーする空間を作っています。
2026年6月に開幕したワールドカップでは、ノルウェー代表の一員として本大会に出場しました。クラブ公式の記録では、グループステージのイラク戦で72分、セネガル戦で84分プレーし、フランス戦では出場していません。
ラウンド32のコートジボワール戦では71分間出場し、ノルウェーの2対1の勝利に貢献しました。2026年7月3日時点で大会は続いているため、ワールドカップの出場数や得点数は今後変わる可能性があります。
セルロートの成績を正しく評価するには、得点数だけでなく、出場時間、先発と途中出場の割合、起用されたポジションにも注目する必要があります。数字を詳しく見ると、一般的な長身フォワードとは異なる強みが見えてきます。
セルロートはアトレティコで常に先発しているわけではありません。2024-25シーズンはリーグ35試合のうち先発が15試合、2025-26シーズンも先発は20試合程度でした。それでも2シーズン合計でリーグ33得点を記録しています。
途中出場では数分しかプレーできない場合もあるため、1試合平均の得点数は低く見えやすくなります。セルロートを比較するときは、試合数と得点数に加えて、90分あたりの得点数も確認することが重要です。
身長195cmのため、セルロートはヘディングが主な得点手段だと思われがちです。実際には左足のシュート精度が高く、ペナルティーエリア内でボールを収めてから反転して打つ形や、カウンターから走り込んで決める形も得意です。
大柄ながら直線的なスピードがあり、相手守備ラインの背後にも抜け出せます。UEFAの欧州予選データでは最高速度が時速33kmを超えており、ゴール前で待つだけのターゲット役ではありません。
先発時は相手センターバックと競り合い、ロングボールを収めながらチームを前進させます。ハーランドやフリアン・アルバレスなど別のストライカーと組む場合は、ややサイドに流れて相手守備を広げる動きも行います。
途中出場時は、疲れた相手に対してクロスやロングボールを増やし、ゴール前で勝負する役割が中心です。2024-25シーズンに途中出場から12得点を挙げた実績からも、短時間で得点を必要とする場面に適した選手だとわかります。
セルロートは数試合続けて得点する期間がある一方、途中出場が続くと無得点の試合も増えます。短い出場時間ではシュートを打てないこともあるため、無得点試合の多さだけで調子を判断するのは適切ではありません。
アトレティコではアルバレスをはじめ攻撃陣の競争が激しく、得点を重ねても先発が固定されない状況があります。2025-26シーズンの公式戦20得点は、限られた先発機会でも一定の得点力を維持した結果です。
アレクサンデル・セルロートは、2025-26シーズンにアトレティコ・マドリードで公式戦54試合20得点1アシストを記録しました。ラ・リーガでは35試合13得点、チャンピオンズリーグでは14試合6得点を挙げています。
前シーズンにはリーグ35試合20得点を記録し、途中出場から12得点、レアル・ソシエダ戦では前半だけで4得点を挙げました。アトレティコ加入後は2シーズン連続で公式戦20得点以上に到達しています。
ビジャレアルではラ・リーガ23得点、トラブゾンスポルではリーグ24得点で得点王に輝きました。ノルウェー代表でもワールドカップ予選8試合5得点2アシストを残しており、クラブと代表の両方で得点源となっています。
身長を生かした空中戦に加え、左足のシュート、背後への走り込み、短時間で結果を出す力が持ち味です。試合数だけでなく出場時間や先発数も確認すると、セルロートの得点効率の高さをより正確に理解できます。